クレイ・アーロン竜波、米国の大学へ 高島は青学大に進学 陸上

クレイ・アーロン竜波(相洋高)

 陸上の日本選手権男子800メートル覇者のクレイ・アーロン竜波(相洋高3年)が、米テキサス農工大に進学することが14日、分かった。来年9月に入学予定で、当面は相洋高を練習拠点に来年の日本選手権優勝と東京五輪の参加標準記録突破を目指す。

 9月の世界陸上男子800メートルを制したドナヴァン・ブレイジャー(米)が在籍する陸上の名門大学。教え子と現地へ見学に訪れたという銭谷満監督(53)は「(世界陸上の参加標準記録まで)あともう少しで届かなかった。自分より力のある選手と一緒に練習した方が伸びる」と本人の希望を後押しした。

 クレイは昨年10月の秋季新潟県記録会で1分47秒51の日本高校記録を樹立。今年6月の日本選手権では1分46秒59で自身の記録を塗り替え、17歳にして初優勝を飾った。日本初開催の5月の世界リレーにも出場し、男女混合2×2×400メートルリレーで3位入賞に貢献。今夏の全国高校総体(インターハイ)800メートルでは2連覇を達成した。

 また、同高3年の高島咲季は青学大に進学予定。高島は日本選手権女子400メートルで2位に入り、同種目でインターハイ2連覇を遂げた。今秋の世界陸上に日本選手団唯一の高校生として混合1600メートルリレーに出場した。

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