京アニ事件容疑者「こんなに優しくされたことなかった」 医療スタッフに感謝、転院前の病院で

©株式会社京都新聞社

ストレッチャーで病院内に運ばれる青葉真司容疑者(14日午前10時17分、京都市内の病院)=画像の一部を加工しています

 京都市伏見区桃山町因幡のアニメ製作会社「京都アニメーション」(京アニ)第1スタジオが放火され、男女36人が死亡、33人が重軽傷を負った事件で、大阪府内の病院に入院していた青葉真司容疑者(41)=殺人などの疑いで逮捕状=が14日、京都市内の病院に転院した。命に別条がない程度まで回復したためで、京都府警は勾留に耐えられる状態になるのを待って逮捕する方針。

 病院関係者によると、青葉容疑者は現在、感染症などの合併症を起こす危険な状態を脱している。自力歩行はできないが、会話は可能という。転院前、治療に携わった医療スタッフに対して「人からこんなに優しくしてもらったことは、今までなかった」と感謝の言葉を伝えたという。
 青葉容疑者は14日午前9時ごろ、ストレッチャーで救急車に乗せられて大阪府内の病院を出発し、午前10時15分ごろに京都市内の病院に到着。青葉容疑者はタオルで全身を覆われ、医療関係者に取り囲まれながら院内に運び込まれた。
 青葉容疑者は事件で全身やけどを負い、京都市内の病院に救急搬送された。7月20日、より高度な治療を受けられる大阪府内の病院に転院し、皮膚移植やリハビリなどを重ねてきた。
 事件は7月18日午前10時半ごろに発生。青葉容疑者が京アニ第1スタジオ1階でガソリンをまいて放火したとされ、建物内にいた20~60代の男女計69人が死傷した。