

東北楽天は14日、岡山県倉敷市のマスカットスタジアムで、10月30日に始まった秋季キャンプを終えた。
午前9時半に練習を始め、打撃練習やブルペンでの投げ込みを行った。午後3時半にグラウンドで、三木監督や選手、スタッフ全員が輪になり、山下の音頭で一本締めをした。
山下は「今シーズンはクライマックスシリーズで敗れる悔しい思いをした。この悔しさを心に刻み、リーグ優勝、日本一になれるように、一人一人が自覚を持っていい状態で春季キャンプを迎えられるように頑張る」と語った。
◎三木監督一問一答
東北楽天の三木監督が、秋季キャンプを総括した。
-手応えは。
「天気にも恵まれて、充実したキャンプになった。ただ、課題を解決するのはそう簡単なことではない。見つけた課題を解消できるようにオフも引き続き、しっかり取り組んでほしい」
-サインプレーなど、細かい動きを重点的に確認した。
「しっかり確認できたと思う。これをベースに、いま倉敷にいない主力、新人も含め、春季キャンプで調整と改善をしていきたい」
-MVPはどの選手か。
「強いて挙げるなら投手の鈴木。今年はけがに苦しんだが、フェニックスリーグで見つけたクイックや、けん制の課題にしっかり取り組むなど、よく頑張っていた。野手はフェルナンド。練習試合で本塁打を放つなど、持ち味を発揮した」
-新任のコーチとコミュニケーションを図れたか。
「みんなと連携を深めることができた。中でも、奈良原2軍監督とはいろいろな話ができた。これから1軍、2軍で情報を共有していく中で、貴重な時間を過ごせた」
-選手にはオフの期間をどう過ごしてほしいか。
「オフはとても大事な期間。個人個人、オフに取り組む課題が明確になっている。しっかり取り組み、元気に春季キャンプを迎えてほしい」