長崎県立五島高の生徒と五島市のトマト農家が共同で考案した「トマトのソフトクリーム」が、香珠子(こうじゅし)海水浴場近くの五島椿物産館(同市浜町)で販売されている。トマトの果肉部分だけをぜいたくに使い、風味の良い五島産ハチミツやつばき油も混ぜ込んだこだわりの味だ。17日まで。
地域の課題解決や活性化などに取り組む同校の探求学習「バラモンプラン」の一環。「食で地域活性化」をテーマにした2年生の5人チームが、富江町の「野口とまと」に協力を依頼して実現した。
生徒たちが考えたレシピを基に、野口沙織さん(32)と生徒が試作を重ねた。使ったトマトは野口さんが育てた中玉の「フルティカ」という品種で、甘みが強く、果肉が厚いのが特長。砂糖は入れずにトマト本来の甘さを生かし、ほのかな酸味を感じるすっきりとした味わいに仕上がっている。
班長の濱崎瑛翔(えいと)さん(16)は「とても甘く、トマトのエネルギーが詰まった味」と自信満々。野口さんは「トマト味のソフトクリームを作りたいと思っていたが、レシピを考える時間がなかった。生徒たちと一緒に形にできて感動した」と喜んでいる。
1個300円で、販売は午前9時~午後5時。
甘~い♪ トマトソフトクリーム 五島高生と農家連携 地元食材生かし考案
- Published
- 2019/11/15 12:00 (JST)
© 株式会社長崎新聞社