【ナ・リーグMVP】ドジャース・ベリンジャーが自身初の受賞

日本時間11月15日、両リーグのMVP受賞者が発表され、ナショナル・リーグはコディ・ベリンジャー(ドジャース)が自身初の受賞となった。ドジャースの選手がMVPを受賞するのは2014年のクレイトン・カーショウ以来14度目であり、野手では1988年のカーク・ギブソン以来31年ぶり。MVP、シルバースラッガー賞、ゴールドグラブ賞の3つを同一シーズンに受賞するのは球団史上初の快挙となった。

今季のベリンジャーは、156試合に出場して打率.305、47本塁打、115打点、15盗塁、OPS1.035の好成績をマーク。打撃面のみならず、守備面や走塁面でもハイレベルなパフォーマンスを見せ、トータルでの貢献度を高く評価される形となった。特に序盤戦の活躍は凄まじく、4月末の時点で14本塁打。前半戦は打率.336、30本塁打、OPS1.124と驚異的なペースで打ちまくっていた。

メジャー3年目の今季、得点、安打、二塁打、本塁打、打点、四球、盗塁などの各部門で自己ベストの数字をマークし、47本塁打はメジャー4位にランクイン。ドジャースでは2001年のショーン・グリーン(49本)、2004年のエイドリアン・ベルトレイ(48本)に次ぐ史上3位の数字であり、本拠地ドジャー・スタジアムでの26本塁打が球団新記録となっただけでなく、左腕から放った18本塁打はリーグ最多だった。

ベリンジャーは1位票19、2位票10、5位票1で、合計362ポイントを獲得。2位には317ポイントのクリスチャン・イェリッチ(ブリュワーズ)、3位には242ポイントのアンソニー・レンドン(ナショナルズ)がランクインし、その他のトップ10の顔ぶれは、4位から順にケテル・マーテイ(ダイヤモンドバックス)、ロナルド・アクーニャJr.(ブレーブス)、ノーラン・アレナード(ロッキーズ)、ピート・アロンゾ(メッツ)、フレディ・フリーマン(ブレーブス)、フアン・ソト(ナショナルズ)、ジェイコブ・デグロム(メッツ)となった。

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