今回は奈良県の中部に位置する桜井市で、おいしいお店を探してきました!桜井市といえば大神神社というほど有名な、日本最古の神社のひとつで訪れたい・訪れたことのある方も多いはず。そんな大神神社からすぐのところにある、その名も「ワロンカフェ」さん!早速レポートします!
ん?店の前に人だかり…?
桜井市が誇る、あの「大神神社」の二の鳥居を正面に、左へ進むこと30歩のところにあるのが、ワロンカフェさん。
お店に近付くにつれ、何やら人だかりが…そこには置き物かと見間違うほど真っ白なウサギさんがちょこん、と座っていました。
こちらは看板ウサギの"てとちゃん"です。たまに店主さんに連れて来られては、ここでお客さんをお出迎えしているのだとか。人懐こく寄ってきてはピョンピョンと走り回り歓迎してくれる"てとちゃん"に癒されながら、いざお店の中へ。
古民家を改装したオシャレな店内はソファ席からテーブル席までありますので、お子様連れでも安心です。天候のいい日はテラスも開放されているそう。
ただのオムライスと思うことなかれ
神戸のレストランなどで修業した店主さんが地元・桜井市に戻り、5年前にオープンした「ワロンカフェ」。今回は、その腕が存分に発揮されているという名物のオムライスをいただきます!
見た目は普通のオムライスですが…ひと口食べるとふわっと赤ワインの香りが広がります。たっぷりのひき肉に、まだ形の残ったトマトが甘味を引き立てていて、まさにボロネーゼ風。
イマドキよくある半熟でふわふわの卵ではなく、昔ながらの"洋食屋さん"でいただくようなしっかりと焼いた卵はお肉の食感や赤ワインの風味を邪魔することなく、引き立て役に徹しているのです。しっかりとご飯にひき肉の旨味が染み込んでいて、十分な大きさにも関わらずペロリと完食していまうほどクセになる!
音の鳴るシフォンケーキ!?
お次にいただいたのは、毎日店主さんがお店で焼いているシフォンケーキです。
3年かかって今年、ついに満足のいく出来になったという、ワロンカフェ自慢の逸品。「実はオムライスより自信があります!」と店主さん。いやいや、オムライスも相当レベルの高いものをいただきましたよ!しかし、次の瞬間その言葉に納得してしまうのです。フォークを刺した瞬間、シフォンケーキから「じゅわっ」と音が!!
フワフワできめ細かい生地のシフォンケーキは甘すぎず、添え付けの生クリームとの相性抜群です。生クリームのフリルをまとったクマさんはモチッとした食感が楽しい杏仁豆腐のシャーベット!メインのシフォンケーキだけでなく細部までこだわった一皿です。
ホッと一息、奈良を感じる一杯を
シフォンケーキと一緒にいただいたのは、こちらの「ほうじ茶ラテ」です。
ふわっとほうじ茶の香ばしい香りを楽しみながら、ひと口いただくと、より強くほうじ茶を感じます。これには驚きました!ここまでしっかりとほうじ茶の旨味・香ばしさが出ている「ほうじ茶ラテ」は初めてです。奈良・月ヶ瀬の茶葉を使用しており、アイスのときは粉茶・ホットのときは茶葉と、オーダーによって製法を変えるという徹底ぶり。オリジナルレシピで作られていて、手順を聞いているだけで手間暇のかかった一杯だと感じました。このほうじ茶ラテの甘味がシフォンケーキと合うんです…!
朝一番に取材へ訪れたにも関わらず、オムライス・シフォンケーキ・ほうじ茶ラテを完食!どれも本当に美味しくいただきました。オムライスもデザートも楽しみたい!という方はミニケーキ・ドリンク(コーヒー / 紅茶 / 大和茶 から選べます)のセット(¥1000)がお得です。どんなケーキが付いてくるかは当日のお楽しみ! そして、冬限定メニューとして奈良県産のあすかルビーや古都華を使ったイチゴのタルトも登場するとか…!毎年、大人気のメニューなので、こちらも要チェックです!
訪れるお客さんが「お腹いっぱい、笑顔になって帰れるように」をモットーにウサギのてとちゃんと二人三脚で営む「ワロンカフェ」さん。ほっこり優しい気持ちになるカフェでした。ぜひ大神神社をお参りして、ワロンカフェで一息ついて、ちょっとした贅沢を味わえる一日を過ごしてみてはいかがでしょうか。
- 店 名 ワロンカフェ
- 住 所 奈良県桜井市大字三輪225−1
- 営業時間 10:00~18:00
- 定休日 不定休