西武ドラ6井上が契約金2500万円、年俸600万円で合意 同級生と対戦熱望「三振取りたい」

西武との仮契約を結んだ日大三・井上広輝【写真:安藤かなみ】

竹下担当スカウト「ストレートを磨けば、十分1軍で活躍できる」

 西武は15日、都内のホテルでドラフト6位で指名した井上広輝投手(日大三)と入団内諾に合意した。契約金は2500万。年俸は600万(金額は推定)。井上は「球団を代表する投手になりたい」と目を輝かせた。

 井上は最速152キロの直球に加え、カーブ、スライダー、チェンジアップ、スプリットなど多彩な変化球を操る本格派右腕で、将来のローテーション候補として期待されている。竹下担当スカウトは井上を「ヒジの使い方が柔らかく、身体も大きい。パワー系でありながら、変化球の細かいコントロールもできるクレバーな投手。ストレートを磨けば、十分1軍で活躍できる」とその素材を絶賛。

 井上は対戦したい打者に同学年のDeNA・森(桐蔭学園)、中日・石川(東邦)を挙げ、「交流戦で対戦する機会があると思うので、三振を取りたい」と意気込んだ。来季から新設される3軍制度も活かし、入団後はまずトレーニングで体力強化を図るとみられている。「1年間投げ続けないといけない。体力をしっかりつけたい」とドラフト下位から1軍ローテ入りへ下剋上を目指す。

 ライオンズのロゴが入った帽子をかぶり写真撮影に応じた井上は「これから活躍できるようになって恩返ししたい」と交渉の場に同席した両親を前に飛躍を誓っていた。(安藤かなみ / Kanami Ando)

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