角館の蔵、宿泊施設3棟に JR秋田支社、外国人客など照準

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いろりが置かれて着物も羽織れる「反物蔵」のイメージ=JR秋田支社提供

 秋田県仙北市角館町の観光施設「西宮家」の蔵2棟を改修した宿泊施設を計画するJR秋田支社は14日、今秋オープンの予定を変更し、新たに武家屋敷通り近くにある飲食店の蔵を改修した宿泊施設も加えた計3棟を「和のゐ 角館」として来年3月16日に開業すると発表した。同支社と同市、田沢湖・角館観光協会の3者による連携事業の一環で、滞在型観光の拡大を目指す。

 同支社によると、飲食店は武家屋敷通りの南端近くにある「角館しちべえ」で、JR東日本が土地と建物を取得。江戸末期の建築とされる蔵を「反物蔵」とする。西宮家は計画通り、蔵2棟をJR東日本が所有者の市から賃借して改修し、「前蔵」(1919年築)を「西宮家武士蔵」に、「ガッコ蔵」(同)を「西宮家ガッコ蔵」にする。

 反物屋、武士、漬物と、各蔵に特色を持たせる。触れられる日本刀のレプリカや、漬物たるをモチーフにした浴槽を置くほか、いろりを囲んで自由に着物を羽織れるようにする予定。素泊まり1人2万円前後からの高級路線で、定員は各4~6人。外国人客や都市部の富裕層らをターゲットに、1棟ごと貸し切りにする。秋田ステーションビルが運営を担い、来月工事を始める。