「気嵐」崎津教会を包む 熊本県内17地点で今季最低気温

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蒸気霧に覆われ、幻想的な雰囲気となった崎津集落=15日午前7時50分すぎ、天草市河浦町

 熊本県内各地で今季一番の冷え込みとなった15日朝、天草市河浦町の羊角湾では蒸気霧が発生。世界文化遺産の崎津集落に、海辺の教会が包まれて見える幻想的な光景が広がった。蒸気霧は、冷え込みが厳しい早朝などに気温と海水温の差が大きいと発生する。「気[け]嵐[あらし]」とも呼ばれる。

 熊本地方気象台によると、この日朝の最低気温は県内18の観測地点中、17地点で今季最低となり、7地点が氷点下だった。天草市本渡も今季最低の3.9度を記録した。

 羊角湾では、午前6時すぎから徐々に霧が発生。集落に住む森田東太郎さん(71)は「教会を包むほど霧が立ち込めるのは今季初めて。冬になってきましたね」と話した。(谷川剛)

(2019年11月16日付 熊本日日新聞朝刊掲載)