マジョルカで初ゴールを記録し、日本代表での初ゴールも期待されている久保建英。
とはいえ来年の東京五輪に向けてU-22代表チームへ合流することとなったため、しばらくはお預けとなりそうだ。ということで今回は他の国の代表で初ゴールに期待したい選手を選んでみた。
ドニー・ファン・デ・ベーク(オランダ)
昨季、旋風を巻き起こした若きアヤックスはデ・リフト、デ・ヨングを失ったが、このもう一人のオランダの有望株を残すことには成功した。
引き続き主力として活躍する彼をこのまま引き留めることは難しそうだ。一方、オランダ代表にはデ・ヨングよりも早い2年前に初招集されたものの、そこまで出場数は多くなくゴールもまだない。
センターハーフだが攻撃のセンスも高い選手であり、これからチャンスはたくさんあるはずだ。
フェデリコ・キエーザ(イタリア)
ヴィオラのエースであるフェデリコ・キエーザ。ビッグクラブが触手を伸ばしているという噂もある若いタレントで、2列目でプレーするアタッカーだ。
彼の父親であるエンリコ・キエーザは元イタリア代表の選手であり、通算17キャップ7ゴールを記録、1998年のフランスW杯にも出場した経歴を持っている。
息子のフェデリコは昨年イタリア代表デビューを果たし、すでに16試合に出場している。父の記録にあと1試合と迫っているが、そろそろ得点もほしいところだろう。
ルカ・ヴァルトシュミット(ドイツ)
あまり知られている名前ではないかもしれないが、今年の夏に開催されたU-21欧州選手権において得点王に輝いた選手である。
ドイツ代表は惜しくも決勝でスペインに敗れてしまったが、彼の活躍はセンセーショナルであった。そのこともあってA代表にも招集されており、ヴェルナーとストライカーの座を争うこととなった。
レベルの高い競争となりそうだが、まずはなんとか初ゴールを記録して、スタメンに食い込んでいきたいところだ。
アルトゥール(ブラジル)
コパ・アメリカではブラジル代表の優勝に貢献したアルトゥールも、まだ国際舞台でゴールがない選手である。
所属クラブのバルセロナでは徐々にその哲学に適応してきており、成長を見せている。中盤でのボールの供給、キープを得意とする選手だが、今季のリーグ戦で美しいゴラッソを披露するなど、得点感覚がないわけではない。
むしろキックの精度が高いため、ミドルにも期待ができる。セレソンでもぜひ美しいゴールを見てみたい選手である。
アーリン・ホーラン(ノルウェー)
南野のチームメイト、ホーランは今季大ブレイクしている選手だ。この大型ストライカーは19歳にも関わらず、リーグ戦、そしてCLでも恐ろしいペースでゴールを奪っている。
9月にはノルウェー代表にも初招集された。まだゴールはマークしていないが、ザルツブルクでの活躍からすれば、いつ決めてもおかしくない選手である。
ちなみにノルウェー代表にはあの神童ウーデゴールもおり、屈指の若手コンビを擁する楽しみなチームとなった。