ANAとJALの制服を徹底比較!CAの制服事情をこっそりと公開

ベールに包まれているCAの制服事情

CA(キャビンアテンダント・客室乗務員)のシンボルとも言える制服ですが、その実情はベールに包まれている部分も。

そこで今回はCAの制服事情について大公開。

制服はどうやって決まるの?きれいに着こなすポイントは?制服は何枚くらい支給されるの?クリーニングはどうしているの?

そんなCAの制服にまつわる疑問に2回にわたってお答えいたします。

まず第1回目は制服のデザインについてのお話をお届けいたします。

 

ANAとJALを徹底比較!キャビンアテンダント(CA・客室乗務員)の制服はどうやって決まるの?

CAのシンボルとも言える制服は、会社のイメージに直結するという点でも影響力抜群。

その会社の大切にしている理念や、伝えたいメッセージなどを表現するツールとしても非常に重要な存在です。

ここでは分かりやすくANAとJALの制服を比較してみましょう。

 

明るく親しみやすい印象のANA(全日本空輸)の制服

ANAの制服は、テーマカラーであるブルーが印象的なデザイン。

薄いブルーのシャツに,濃淡のブルーのラインが入り、デザインを引き締めています。

また、ジャケットも薄い色調のグレーで、「あんしん、あったか、あかるく元気!」というANAの行動指針を表現するような、親しみやすい印象のデザインになっています。

デザイナーにはANA史上初となる海外のデザイナーを採用。ニューヨークの新進気鋭のデザイナー、プラバル・グルン氏がデザインを手掛けています。

プラバル・グルン氏のデザインする服はオバマ大統領夫人や英国キャサリン妃なども愛用すると言われ、今注目を集めているデザイナー。

そんなプラバル・グルン氏がデザインを手掛けたANAの制服は、明るく爽やかな印象の中にも独創的なデザイン性が感じられるデザインとなっています。

 

 

上品で清楚な印象のJAL(日本航空)の制服

対するJAL(日本航空)の制服は、従来のスカートにジャケットという制服からワンピースタイプに変更になったという点で、2013年の導入時にはとても話題になりました。

紺のワンピースに白い襟といった上品でシンプルなデザインに、JALのテーマカラーである赤のラインや赤のベルトでアクセントが加わっています。

また、スカーフにはJALのシンボルである鶴丸マークがプリントされ、JALのおもてなしの心が感じられるデザインになっています。

明るめな色調のANAの制服とは対照的に全体的に落ち着いたトーンの色を使用されている点でも、JAL・ANA両社の会社のカラーが感じられます。

デザイナーはKEITA MARUYAMAの丸山敬太氏。上品で清楚な印象の中にも少しモダンな印象が感じられ、機能性も兼ね備えたデザインになっています。

2020年には、現行の制服から新制服へ変更されることも発表されています。

 

 

制服は航空会社の顔 

制服に強い想いを込めているのは日本の航空会社だけではありません。

海外のエアラインでも伝統的な民族衣装を基調としたものや、一人一人採寸してぴったりサイズの制服を作るエアラインなど各社のこだわりが色濃く反映されたものがたくさん!

飛行機に乗る際にはCAの制服に注目してみると面白いかもしれませんよ。

次回はそんな制服をきれいに着こなすポイントやクリーニング事情などについてお届けいたします。

© シーエーメディアエージェンシー/ハニーコミュニケーションズ