台風被害の支援をしようと、商業を学ぶ県内9校の高校生と東北6県の高校生が協力し、各校のオリジナル商品などを販売する「高校生東北商店街2」が16日、横浜駅前で開かれる。2011年も東日本大震災の復興支援で同様のイベントを開催。そこで生まれた縁と日々の学びを、被災地のために再び生かす。
高校生東北商店街は、震災の復興支援を目的に県内と東北で商業を学習する高校生の企画として、横浜、平塚両市で11年に行われた。今回は2回目になる。
今年は9、10月に各地で大規模な台風被害が発生。商品開発やビジネスといった商業系高校の学習の特色を生かした支援をしようと、前回の参加校を中心に生徒が集まった。
県内からは県立平塚商高、横浜市立横浜総合高など9校から55人、東北からは青森、岩手、宮城、秋田、山形、福島各県の6校から21人が参加。リンゴが原料の「りんごっちゃドレッシング」(山形県立米沢商高)、地元の米粉を使った「郡商どら焼き」(福島県立郡山商高)、神奈川県立小田原東高のカレーなどを販売する。売り上げは日本赤十字社を通じて寄付する。
企画の代表を務める県立厚木商高2年の志村真緒さんは「高校生が開発した商品の販売や台風の復興支援募金などを行うので、ぜひ来場と支援をお願いします」と呼び掛ける。
会場は横浜駅西口相鉄口前。16日午前10時~午後4時。