【プレミア12】決勝は日韓戦に決定 韓国は東京五輪出場、米国も望みつなぐ…15日の結果は?

韓国が5回に一挙7点を奪いメキシコに逆転勝利【写真:Getty Images】

韓国に敗れてメキシコは五輪切符お預け、台湾は米国に逆転負けで敗退が決定

「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)のスーパーラウンドは15日、東京ドームで2試合が行われた。韓国はメキシコに逆転勝ちで、東京五輪出場権を獲得。野球日本代表「侍ジャパン」と韓国の決勝進出(17日)も決まった。両国は16日のスーパーラウンド最終戦も残しており、2日連続で対戦することになる。また、負ければ最下位確定という状況に追い込まれていたアメリカは、チャイニーズ・タイペイに逆転勝ち。東京五輪の出場権獲得に望みをつないだ。

 勝った方が東京五輪出場決定という大一番は、韓国がメキシコに逆転勝利。2点ビハインドの5回に無死満塁の大チャンスを作り、ミン・ビョンホンが中前適時打。再び満塁としてパク・ミンウが押し出し四球を選び、同点とした。さらに、イ・ジョンフのライナーを二塁手が捕球できず、三塁走者が生還して記録上は「ニゴロ」で逆転。キム・ハソンの右前適時打で4点目を奪うと、2死満塁から元メジャーリーガーのキム・ヒョンスが左中間へ走者一掃の3点二塁打を放ち、この回一挙7点を奪った。

 韓国は逃げ切りに成功し、スーパーラウンド3勝1敗に。メキシコは3勝2敗となった。侍ジャパンも3勝1敗だが、16日の日韓戦でどちらが負けて3勝2敗で並んでも直接対決でメキシコに勝っているため、日本と韓国の決勝進出が決まった。また、韓国は日本を除くアジア/オセアニア大陸の上位1チームに与えられる東京五輪出場権も獲得。メキシコはこの試合で五輪出場を決められず、3位決定戦に回ることが決まった。

 アメリカはチャイニーズ・タイペイを3-2で下し、スーパーラウンド成績は2勝3敗に。1点ビハインドで迎えた7回、1死からクラッツが中前打で出塁し、2死から打席に立ったロッカーが左翼スタンド上段に飛び込む逆転2ランを放った。負ければ最下位が確定して3位決定戦進出を逃す大一番だったが、会心の逆転勝利。五輪出場へ、他国の結果に運を任せることとなった。

 敗れたチャイニーズ・タイペイはスーパーラウンド1勝3敗となり、今大会での東京五輪出場決定はならず。16日のオーストラリア戦に勝っても4位以内に入ることができないため、敗退が決まった。来年3月の世界最終予選で五輪切符を目指す。また、オーストラリアがチャイニーズ・タイペイに勝てば、アメリカの敗退が決まり、メキシコの五輪出場が決定。チャイニーズ・タイペイが勝てばアメリカの3位決定戦進出が決まり、米大陸最上位国に与えられる五輪出場権をかけてメキシコとの直接対決に挑むことになる。

1 日本 3勝1敗 17得点8失点
1 韓国 3勝1敗 17得点11失点
3 メキシコ 3勝2敗 17得点12失点
4 アメリカ 2勝3敗 11得点20失点
5 オーストラリア 1勝3敗 4得点12失点
5 チャイニーズ・タイペイ 1勝3敗 10得点13失点(Full-Count編集部)

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