【プレミア12】侍J、2日連続で韓国戦へ プロ参加後は7勝10敗、日韓戦の死闘を振り返る

侍ジャパンは宿敵・韓国と2日連続で対戦する【写真:荒川祐史】

決勝での日韓戦が決定、16日のスーパーラウンド最終戦から2日連続で対戦へ

「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)で初の世界一を目指す野球日本代表「侍ジャパン」。17日の決勝で韓国と対戦することが決まった。16日にはスーパーラウンド最終戦で韓国と対戦するため、2日連続で日韓戦が行われることになる。国のプライドをかけこれまで数々の激闘、死闘を演じてきた日本と韓国のこれまでの死闘を振り返っていく。

 ここまで日本はプロ選手が参加した2000年のシドニー五輪から韓国戦は17試合を戦って7勝10敗と負け越している。野球ファンの頭に強く残っている試合は2009年の第2回WBCだろう。

 まず日本で行われた第1ラウンドでは14安打14得点と圧倒し14-2で7回コールド勝ち。だが、第1ラウンド1位決定戦で再び対戦すると0-1で敗れる。さらに米国に舞台を移した第2ラウンドでも先発のダルビッシュが初回に3点を失うなど1-4で敗戦。

 2連敗を喫した日本は何とか敗者復活戦を勝ち上がり第2ラウンド1位決定戦で韓国と4度目の対戦。15安打6得点と息を吹き返し6-2で勝利を収めた。5度目の対戦となった決勝では延長10回2死二、三塁からイチローが林昌勇から中前2点タイムリーを放ち5-3で勝利しWBC連覇を果たした。

◇第2回WBC・対韓国戦(○は勝利投手、●は敗戦投手)

・第1ラウンド 日本 14-2 韓国(○松坂-渡辺-杉内-岩田 城島)

・第1ラウンド1位決定戦 日本 0-1 韓国(●岩隈-杉内-馬原-ダルビッシュ-山口-藤川 城島)

・第2ラウンド 日本 1-4 韓国(●ダルビッシュ-山口-渡辺-涌井-岩田-田中 城島-石原)

・第2ラウンド1位決定戦 日本 6-2 韓国(内海-小松-田中-山口-○涌井-馬原-藤川 阿部)

・決勝 日本 5-3 韓国(岩隈-杉内-○ダルビッシュ 城島)

前回大会では大谷が圧巻の投球も…準決勝では9回にまさかの4失点で逆転負け

 前回大会の第1回「プレミア12」ではオープニングラウンド初戦で対戦。先発の大谷が6回2安打10奪三振、無失点の快投を見せ打線も坂本のソロなどで5-0で勝利。だが、準決勝で再び対戦すると3点リードの9回に則本が満塁のピンチを背負うと、後を受けた松井が押し出し四球、増井もタイムリーを浴び一挙4失点で逆転負けとなった。

◇第1回プレミア12・対韓国戦

オープニングラウンド 日本 5-0 韓国(○大谷-則本-松井 嶋)

準決勝 日本 3-4 韓国(大谷-●則本-松井-増井 嶋)

 上記以外にも数々の死闘が繰り広げられてきた“日韓戦”。五輪、WBC、プレミアとプロが参加した国際大会での通算成績は7勝10敗。両国の意地とプライドをかけた戦いに注目が集まる。(Full-Count編集部)

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