熊本空港、9月の国際線利用4割減

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 熊本空港の9月の国際線利用者は7161人にとどまり、前年同月比41・7%減となったことが15日、熊本県のまとめで分かった。日韓関係の悪化による韓国路線の一部運休が打撃となっており、当面は回復が難しそうだ。

 県交通政策課によると、韓国線は同国の格安航空会社(LCC)2社が運航。このうち、ソウル線と大邱[テグ]線をそれぞれ週4往復運航していたティーウェイ航空が8月19日から全便運休した。

 9月のソウル線は、週2往復運航しているエアソウルのみとなり、利用者数は前年同月比78・1%減の1745人。搭乗率は49・7%で、元徴用工訴訟に端を発した輸出規制問題で日韓対立が先鋭化する前の4~6月(平均73・9%)に比べ、24・2ポイント落ち込んだ。同社も10月27日から運休している。

 一方、7月に週3往復態勢で運航を再開した香港線は、前年同月比36・6%増の2814人。ただ、香港政府への抗議活動の激化で、日本人客に利用を控える動きが出始めているといい、搭乗率は前月から19・8ポイント減の65・1%に低下した。

 台湾・高雄線は前年同月比15・6%増の2602人だった。

 同課は「韓国LCCに台湾線就航の動きもあり、台湾からの旅行先として韓国が新たなライバルになりかねない。来春就航予定のラオス線を含め、各路線のプロモーションを強化する」としている。(内田裕之)

(2019年11月16日付 熊本日日新聞朝刊掲載)