チェリントンがパイレーツGMに就任 2013年にRソックスで世界一

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日本時間11月16日、関係者がMLB公式サイトに伝えたところによると、パイレーツは自軍の新GMとして、ブルージェイズで野球部門副社長を務めるベン・チェリントンを招聘する方針を固めたようだ。チェリントンはレッドソックスGM時代の2013年にワールドシリーズ制覇を経験している。現時点では、パイレーツからの正式な発表はないが、週明けにも記者会見が行われ、チェリントンのGM就任が発表される見込みとなっている。

現在45歳のチェリントンは、20年以上にわたってメジャー球団の野球部門で様々な経験を積んでおり、パイレーツ新GMの有力候補の1人に挙げられていた。最終候補には、暫定GMを務めていたケバン・グレイブス、ブリュワーズGM補佐のマット・アーノルド、アストロズで選手育成部門のディレクターを務めるピート・ピュティーラらが名を連ねていたが、チーム再建を目指すパイレーツは、チェリントンにGMを任せることを決断した。

チェリントンは、1998年にインディアンスのスカウトとして自身のキャリアをスタート。このときの採用面接を行ったのが、パイレーツ前GMのニール・ハンティントンだった。翌1999年にはレッドソックスへ移り、スカウト、ファームディレクター、GM補佐などを経て、2011年11月に前任のセオ・エプスタインに代わってGMに昇格。GMとして最初のシーズンとなった2012年は地区最下位に沈んだが、同年8月にドジャースとの大型トレードを成立させ、翌2013年にジョン・ファレル監督の下、ワールドシリーズ制覇を成し遂げた。

2014年と2015年は再び地区最下位に終わり、2015年8月にチェリントンは解任されたが、この間にもチェリントンはマイナー組織の充実に尽力。ムーキー・ベッツ、アンドリュー・ベニンテンディ、ザンダー・ボガーツ、ジャッキー・ブラッドリーJr.、ラファエル・デバース、エドゥアルド・ロドリゲスらを獲得・育成し、これが2018年のワールドシリーズ制覇に繋がった。

その後、チェリントンは2016年9月にブルージェイズへ加入。近年は複数の球団からGM就任の打診を受けていたが、「土台からチームを作りたい」という自身の信念に基づき、これらのオファーを固辞していたという。今回は、監督、GM、球団社長をすべて解任して新たな時代を迎えようとしているパイレーツからのオファーということもあり、受け入れることを決めたようだ。2013年にレッドソックスを前年最下位から世界一へ導いた敏腕GMが、パイレーツをどのように立て直していくか注目だ。