全国コンで初優勝 阿波おどりグループ「なにわ連」

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“凱旋公演”で地域の人らと踊るなにわ連のメンバーら=10日、大阪市東淀川区の淡路中
「本場で認められたのがうれしい」と話す並木さん

 大阪市東淀川区の淡路中学校を練習拠点とする阿波おどりグループ「なにわ連」が、「全国阿波おどりコンテスト」で初優勝を飾った。10日には淡路中を会場にした地域イベントで“凱旋(がいせん)公演”を実施。地元住民らと一緒に踊って喜びを分かち合った連長の並木哲士さん(54)は「これからも大阪から阿波おどりの魅力を伝えていきたい」と声を弾ませた。

 同コンテストは、徳島県外の「連」が本場・徳島に集い、踊りや鳴り物の技を競うイベント。5回目となる今年は4日に徳島市であり、5府県から7組が出場した。

 頂点に立った「なにわ連」は、徳島県人会のメンバーが1978年に立ち上げた寝屋川連を前身とする。現在は大阪在住者を中心に、幼児〜80代の約80人で構成。未経験から始める連員が大半で、コンテストは本場での評価を確認する重要な機会として初回から参加している。

 個性豊かな表現が特徴で、3年前からは男踊りにラグビーニュージーランド代表が試合前に披露する「ハカ」、女踊りには「河内音頭」の要素を取り入れている。コンテスト本番でもおなじみの「ヤットサー」とともに、女性陣が「エンヤコラセノ」と艶っぽく声を響かせた。

 並木さんは「当初は『盛り込みすぎ』などの指摘もあったが、マイナーチェンジしながら続けてきて良かった。泣いているメンバーもいて、私も目頭が熱くなった」と振り返る。

 淡路中の体育館でのステージイベントに出演したメンバーは「いつもこの体育館で練習している成果として、優勝できた」と胸を張って報告。公演後半には観客も笛や太鼓の演奏に合わせて立ち上がったり、手をたたいたりして、踊りを楽しんでいた。

 「基本の動きは簡単で間口は広いが、やればやるほど奥も深い」と並木さん。今後はコンテスト2連覇も視野に入れながら腕を磨き、夏恒例となった天神橋筋商店街(大阪市北区)の「天神天満阿波おどり」などイベント出演に取り組む予定。皆を踊りに駆り立てるのはただ一つ、「踊らにゃそんそん、ですよ」。