東京ベイ東急ホテルは芸能界の御用達ホテル キムタク、竹内結子、藤木直人、Juice=Juiceも

東京ベイ東急ホテルは、昨年オープンしたばかりのホテルだが、東京ディズニーリゾートに近いことで多くファミリー客から人気のホテルとなっている。だが、同ホテルは一般客だけにとどまらず、芸能界からも熱視線を集めている。

多くの芸能人が訪れることや、ドラマロケの舞台として頻繁に登場していることは、地元・浦安では有名な話だ。実際に現在放映中の、木村拓哉主演人気ドラマ『グランメゾン東京』(TBS系列)に登場するレストラン「CORAL TABLE(コーラルテーブル)」は同ホテル内にあり、ここで撮影が行われている。

コーラルテーブルの前にはこんな看板が!

また東京ベイ東急ホテルは、ドラマ『グッド・ドクター』では藤木直人がスイートルームにて撮影に使われ、ドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』で竹内結子が演じる弁護士・氷見江がスイートに宿泊、人気のアイドルグループ・Juice=Juiceの「25歳永遠説」のMVにも使われている。

窓から見える美しい眺望や、東京都心への交通の便の良さ、またホテルのラグジュアリーさなどから、芸能界御用達となっているのだ。

とはいえ芸能界だけではなく、ファミリーやカップルからも口コミも高く、人気なのは間違いない。そんな今話題のこのホテルに泊まってみた(芸能人に会えるのでは、という野次馬根性も持ちつつで)!

東京ベイ東急ホテルは、JR新浦安駅や東京ディズニーリゾートからは無料のシャトルバスが出ており、アクセスも良好。さっそくチェックインするとそのラグジュアリーなフロントに驚かされた。

同ホテルは海をモチーフにしており、地下階は海の底、上のフロアに行くに連れて海をあがっていくようなデザインが散りばめられている。フロントには大型のホログラムディスプレイが設置されており、ウミガメやクラゲなどの幻想的な動く姿が楽しい。しかもこちらの動きに合わせて動くインタラクティブなもので、多くの子どもたちがその美しさと動きを楽しんでいた。

二面が海なので圧倒的な開放感。

今回宿泊したのは東京湾が眺められるバルコニー付きのコーナールーム。夕日や朝日が美しいと口コミでも人気となっている部屋だ(ホテルの宿泊プランにコーナールーム宿泊プランがある)。

残念ながら宿泊当日は曇りのため夕日は見られなかったが、泊まった翌日の朝日は最高! 朝日が照らす東京湾からかすかに靄がかかり、実に幻想的な風景だ。また夜には東京湾内に停泊するタンカーや貨物船の明かりが美しい。

こんなに美しい朝日が見られるとは!
沖合の船の明かりが幻想的。

部屋の2面から海を望める他、富士山や海ほたるが見えるなど、こんな素晴らしい眺望のホテルはほとんどないだろう。

部屋には無料Wi-Fiや加湿空気清浄機が完備、また靴の乾燥機や足指パッドが置いてあり、東京ディズニーランドなどで一日中遊んだ人には嬉しい心配りだ。またアメニティも充実している他、扉は外音遮断性があるもので、カーテンは遮光のものとなっている。

またここには人気のコンセプトルーム「ワンダーランド」「サブマリン」「プリンセス」もある。「ワンダーランド」は小さなお子さんのいる家族向けの部屋で、まるでアスレチックのように子どもたちが遊びながら宿泊できる。「プリンセス」はその名の通りお姫様の部屋をイメージしたもので、「サブマリン」は海の底をイメージしたモダンかつクールな雰囲気となっている(人気のためどこもすぐに埋まってしまうそうだ)。

ワンダーランド。
プリンセス。
サブマリン。
多くの撮影で使われたベイフロントスイートルーム。

部屋以外にも、3階にある「UMIKAZEテラス」では、圧倒的なオーシャンビューのもと、夏はバーベキューを楽しむことができる。今の季節はライトアップされており、夜は潮風をあびながら幻想的な雰囲気を楽しむことができる。

ちなみにホテルのすぐ外にはドラマ内で木村拓哉が座っていたベンチ(地元では通称“キムタクシート”)があったり、平古役の玉森裕太と、相沢役の及川光博が会話した非常階段も見ることができる。

木村拓哉さんが座った“キムタクシート”。

『グランメゾン東京』登場のグルメを楽しめる!

そして夕食は当然、玉森裕太演じる平古翔平シェフが務めるレストラン「CORAL TABLE(コーラルテーブル)」に。同レストランは天井が高く、上にはイワシをモチーフにしたオブジェが輝いている。デザインはカラフルかつ落ち着いており、家族でもカップルでも楽しい空間だろう。

活気のあるオープンキッチンを見ると、ドラマに出ていたあのキッチンだということがすぐにわかるだろう(つい玉森君がいるのではないかと探してしまった)。

玉森演じる平古が切り分けていたローストビーフは、残念ながら土日祝のディナーブッフェで提供とのことで味わえず。SNSを見ていると、多くのファンがこのローストビーフ目当てに訪れており、その味に舌鼓を打っている。ただしドラマに登場したキャッシュとプリンは食べることができた。

このキッシュは「キッシュバスク」という名前で、同レストランの料理長が、ドラマのために作り出した逸品だ。フランスバスク地方の生ハムと、チーズがふんだんに使われており、濃厚でリッチな味わい。食事として食べるのはもちろん、お酒の肴としてもいいだろう。

そして「ブイヤベース風スープディナーセット」を注文。というのも、伊豆今井浜東急ホテルといえばブイヤベースが名物として知られており、同レストランの料理長もその味を受け継いでいる。しかも伝説の味をさらに進化させており、同ホテルの立地から、東京湾のホンビノス、勝浦のキンメダイといった食材をふんだんに使っている。

一緒についてくるアリオリソースや温泉卵を入れるとさらに濃厚な味わいとなり、セットのガーリックトーストと一緒に食べると絶品だ。またコーラルテーブルのディナーセットの嬉しいところは、ビュッフェも同時に楽しめるところ。フレッシュなサラダや、ピザ、デザートなども食べたいだけ味わえる。

玉森裕太君が使ったローストビーフ台を運良く見ることが!
コーラルテーブルといえばローストビーフ。

特にピザは窯焼きの本格的なもので、しかも麹を生地に練り込むことで、ほのかな酸味を隠し味にしてあるという。

土日祝のディナーブッフェには、“玉森君の”あのローストビーフだけではなく、スモークサーモン、天ぷら、握り寿司も提供される。

朝食は千葉県ランキング・ナンバー1のメニューが

朝食のビュッフェで味わってほしいのは、「楽天トラベル 朝ごはんフェスティバル(R)2019」で【千葉県 第1位】に輝いた「浅利と海苔リゾットのイカ墨オムライス」だ。

熟練した腕前のシェフがその場で焼き上げてくれるオムライスは、プレーン・トマト・イカ墨の3種類から選ぶことができる。どれも美味しいのだが、1位をとったイカ墨オムライスは、真っ黒な見た目がインパクト大で、イカ墨が濃厚な旨味を出しているので、極上の美味しさだ。

またお茶漬けコーナーもおすすめの一つ。というのも、新鮮な千葉県の魚を使ったなめろう(魚の刺身を細かくたたいたもの)を提供しており、しかも魚は旬のものを選んでいるので、日によって異なる。この極旨ななめろうをたっぷりとのせたお茶漬けは、別格の美味しさだ。

他にも、自分で好きなサンドイッチが作れる「しあわせサンド」のコーナーも楽しい。様々なパンを選んで、自分だけのオリジナルなサンドイッチが作れるのだ。子どもたちが嬉しそうに自分なりのカスタムサンドを作っている様子が実に微笑ましかった。

景色良し、アクセス良しで最高の体験ができる東京ベイ東急ホテルは、東京ディズニーリゾートに行くだけではなく、仕事に疲れてちょっとだけリフレッシュしたいといったそんな用途にもぴったり。最高の癒やしのホテルだったのは間違いない。もしかしたら芸能人にも会えたりして?

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