Kis-My-Ft2・藤ヶ谷太輔がラブストーリー主演! 奈緒とリアルな恋愛描く

Kis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔が、2020年1月20日にスタートする日本テレビの連続ドラマ「やめるときも、すこやかなるときも」(月曜深夜0:59、関東ローカル)で主演を務めることが分かった。恋愛のリアルを描くことに定評がある窪美澄氏の長編小説のドラマ化で、藤ヶ谷の運命の相手となる女性を奈緒が演じる。

物語は、家具職人として真摯(しんし)に仕事に取り組むも、師を越える新しい作品が作れず、職人として伸び悩んでいた須藤壱晴(藤ヶ谷)と、仕事面では自立しているものの恋愛下手の広告制作会社OL・本橋桜子(奈緒)のラブストーリー。大切な人の死が忘れられず、12月のある時期になると1週間ほど声が出なくなる「記念日反応」という症状を抱える壱晴と、父の会社が倒産して以来、家計を支え、結婚すれば人生が変えられると思っている桜子。「好き」だけではない、恋愛に伴うリアルな心情を繊細に描き出す。

藤ヶ谷は「『シンドラ』は、以前Kis-My-Ft2 のメンバーもお世話になっていて、エッジの効いた作品も多かったので、ラブストーリーと聞いて驚きました。恋愛ドラマというと、奇麗だったり、胸キュンが多いと思っていたのですが、今回はリアルな人間模様やモヤモヤした気持ちが丁寧に描かれていて、よりチーム感が大切になる作品だと思っています」と主演としてチームを引っ張っていく覚悟を語った。

また、役柄については「壱晴は、僕と同じ30代で、職種こそ違いますが、自分自身の葛藤や仕事に対する考え方など共感できる部分が多くあります。壱晴は、一見何を考えているか分からない不思議な人ですが、僕自身はそこが好きで、一番の魅力だと思っています」と説明。さらに「彼の魅力を崩さず、丁寧に自然体で演じたいと思います。ドラマを通じて、壱晴だけでなく、僕自身も人としてもう1歩、2歩と、ステップアップしていけたらと思います」と意気込みを話す。

さらに物語については、「決してキラキラしているだけではなく、仕事や年齢、人間関係など男女問わず共感してもらえるような要素が散りばめられています。良いところも悪いところも、リアルに人間らしく描きます」とコメント。「どの役でも、どの言葉でもいいので、この作品を見ていただいて、皆さんの中で何かのきっかけになったらいいなと思います。多くのメッセージが込められている作品になるので、ぜひたくさんの方に見ていただけたらうれしいです」と呼び掛けた。

また本作は、アジア8カ国(香港/タイ/インドネシア/カンボジア/フィリピン/シンガポール/ミャンマー/モルディブ)で日本と同時期放送されることが決定しており、「僕たちもグループの活動の中でアジアに視野を向けているので、個人の挑戦とグループにも貢献できたらいいなと思っています。エンタメの一つとして楽しんで」とアピールした。

そして、日々の暮らしの中でもがきながら、それでも自分の力で歩んでいく等身大の女性・桜子を演じる奈緒は「窪美澄さん原作の作品に参加させていただけることが本当に幸せです」と出演の喜びを語り、「桜子さんは、問題を抱え大きなコンプレックスとひずみの中で、自分だけでは乗り越えられない壁に囲まれながら、息苦しさを抱えて生きている女性だと思います。原作を読み、桜子さんの中に今までの自分を見つける瞬間がたくさんありました」と自身と桜子に重なる部分あることを告白。そして「現実の恋はキラキラすることばかりじゃないけれど、リハビリから始まるような2人の恋によって、皆さまの心に希望の波紋が広がりますように」とメッセージを寄せた。

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