【プレミア12】侍J、世界一へ決勝も日韓戦 山口が先発の大役、韓国は「乗せると怖い」

侍ジャパンの巨人・山口俊【写真:Getty Images】

中5日で今大会3度目の先発へ、今大会防御率3.38「なんとかいい流れで」

■日本 – 韓国(プレミア12・17日・東京ドーム)

 野球日本代表「侍ジャパン」は17日、韓国との「第2回 WBSC プレミア12」(テレビ朝日系列で放送)決勝戦に臨む。予告先発は山口俊投手(巨人)。これでオープニングラウンドから3回目の登板となるが、宿敵について「乗せると怖い相手」と警戒を口にした。

 16日の韓国戦は10-8で勝利したものの、侍ジャパンの投手陣は韓国打線に12安打を打たれ、4回には連打から一挙5点を失った。この日の試合を見ていた山口は「やっぱり手強いチームなので、なんとかいい流れでいけたらいいと思います。均等に力のある打線、乗せると怖い相手なので」と気を引き締めた。

 オープニングラウンド初戦のベネズエラ戦(台湾・桃園)では4回を投げ4安打6奪三振1失点、スーパーラウンド初戦の11日オーストラリア戦(ZOZOマリン)では4回4安打4奪三振2失点で、今大会防御率3.38としている。

 最終戦の今回も稲葉篤紀監督から“総力戦”が予告されており、「先発なんですが長いイニングというのはあまり考えず、1人1人。次に繋げるように投げたいと思う」と初回からの全力投球を誓った。

 長いシーズンを終えた直後、短期決戦で3度目の登板となるが、体も心も準備は整っている。「状態は悪くないですが、ここまで来たら結果なので。勝つだけだと思います」。悲願の世界一奪還に向けて、残り1勝を全力で取りに行く。(臼井杏奈 / Anna Usui)

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