ロボットプログラミング 大村特別支援学校が優勝 2位の桜が丘と全国へ

ロボット相撲で競ったプログラミング選手権の九州地区予選=大村特別支援学校

 全国の病弱特別支援学校の子どもたちが参加する「ロボットプログラミング選手権」の九州地区予選が15日、大村市久原2丁目の県立大村特別支援学校であり、同校のチーム「Hey you!」が優勝した。
 小学校で来年度から「プログラミング教育」が始まるのを前に、特別支援学校に通う子どもたちに活躍の場をつくろうと、全国特別支援学校病弱教育校長会が初めて開いた。
 競技は、前進やUターンなどの行動パターンをプログラミングした手のひらサイズのロボットで相撲をとり、先に2勝した方が勝ちというルール。予選には同校と県立桜が丘特別支援学校、北九州市立門司総合特別支援学校の3校計5チームが出場した。
 決勝戦では大村と桜が丘が対戦。大村のロボットが“押し出し”で大一番を制し、見事優勝を決めた。来年1月には神奈川県で全国大会が開かれ、両チームが出場する。
 同校中学部2年の山田悠太君(14)は「いくつかプログラムを作って、強いものを選んだ。チーム3人が力を合わせた結果で、全国大会でも優勝を目指したい」と話した。

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