【プレミア12】日韓戦力比較・野手編 鈴木が軸の侍J、総合力の韓国

侍ジャパン日本代表の広島・鈴木誠也(左)、韓国代表のイ・ジョンフ【写真:Getty Images】

鈴木は打率.478、3本塁打、12打点の大活躍

○チーム成績

日本 227打61安3本38点9盗38四 率.269 出塁率.375
韓国 225打57安2本34点7盗32四 率.253 出塁率.362

 16日の日韓戦で両チームとも2桁安打だったので打率が上昇している。ともに出塁率が高く、効率的に加点していることがわかる。

○日本選手の成績 安打数順

外・鈴木誠也 23打11安3本12点2盗5四 率.478

内・浅村栄斗 21打7安0本5点0盗4四 率.333

内・菊池涼介 21打7安0本4点0盗1四 率.333

内・坂本勇人 23打7安0本1点1盗0四 率.304

外・丸佳浩 24打6安0本3点0盗5四 率.250

捕・會澤翼 13打4安0本1点0盗3四 率.308

外・近藤健介 17打4安0本3点0盗9四 率.235

外・吉田正尚 20打4安0本1点0盗1四 率.200

内・松田宣浩 24打3安0本1点0盗1四 率.125

内・山田哲人 17打3安0本3点0盗5四 率.176

内・源田壮亮 6打2安0本4点0盗0四 率.333

内・外崎修汰 8打2安0本0点2盗3四 率.250

捕・甲斐拓也 7打1安0本0点0盗0四 率.143

捕・小林誠司 3打0安0本0点0盗1四 率.000

外・周東佑京 0打0安0本0点4盗0四 率.000

 鈴木誠也が不動の4番。近藤健介が9四球を選ぶなど、周囲の打者が出塁率が高いことが鈴木の打点につながっている。また周東が4盗塁失敗なしと切り札的存在になっている。接戦になれば威力を発揮するだろう。

21歳のイ・ジョンフが4割超え、どこからでも得点できる韓国打線

○韓国

外 イ・ジョンフ 23打10安0本4点0盗3四 率.435

内 キム・ハソン 23打7安0本4点2盗5四 率.304

外 キム・ヒョンス 19打6安0本5点0盗5四 率.316

内 ホ・ギョンミン 16打5安0本1点1盗0四 率.313

内 パク・ビョンホ 24打5安0本2点0盗4四 率.208

外 ミン・ビョンホン 21打5安0本2点1盗0四 率.238

外 キム・ジェファン 21打4安1本6点0盗3四 率.190

内 パク・ミンウ 20打3安0本2点3盗5四 率.150

内 チェ・ジョン 8打2安0本0点0盗1四 率.250

内 ファン・ジェギュン 9打2安1本1点0盗0四 率.222

内 キム・サンス 8打2安0本2点0盗1四 率.250

捕 ヤン・ウィジ 19打2安0本1点0盗3四 率.105

外 カン・ベクホ 6打2安0本3点0盗1四 率.333

捕 パク・セヒョク 3打1安0本1点0盗0四 率.333

外 パク・ゴンウ 5打1安0本0点0盗1四 率.200

「韓国のイチロー」イ・ジョンボムの息子で、スピードスタートして売り出したイ・ジョンフが4割越えの高打率。鈴木のような絶対的な中軸はいないが、どこからでも得点できるレベルの高さが特色だ。打線のレベルはほぼ互角と言えよう。(広尾晃 / Koh Hiroo)

© 株式会社Creative2