FA右腕・コールが最もフィットするチームはエンゼルス?

クオリファイング・オファーの返答期限を過ぎ、いよいよ本格的に幕を開けたフリーエージェント市場。ファンは自分の応援するチームがゲリット・コールやアンソニー・レンドンを獲得するのを夢見て、楽しく過ごすシーズンである。MLB公式サイトでは、リチャード・ジャスティスがフリーエージェントの有力9選手について、最もフィットする移籍先を紹介。そのなかで、コールの移籍先として大谷翔平が所属するエンゼルスを挙げている。

ジャスティスは、コールが最もフィットする移籍先にエンゼルスを選んだ理由として、コールが南カリフォルニアの出身であること、エンゼルスが投手の補強を必要としていること、そして必要な補強には多額の資金を注入する意思があることなどを挙げている。エンゼルスのほか、ドジャース、パドレスといった西海岸に本拠地を置くチームが有力候補となるが、今季メジャー最多の326奪三振をマークした右腕を狙うチームは、もちろんこの3球団だけではないはずだ。

球団史上初のワールドシリーズ制覇に貢献したレンドンとスティーブン・ストラスバーグについては、ナショナルズ残留をベストの選択肢として紹介。ナショナルズは両選手の引き留めを目指して、両選手の代理人を務めるスコット・ボラスとすでに面会しており、今後の動向が注目される。また、ジャスティスはパドレス、ドジャース、レンジャーズなどがレンドンとストラスバーグのいずれか、もしくは両方の獲得に動く可能性についても言及している。

このほか、ベテラン左腕のコール・ハメルズは古巣のフィリーズ、好捕手のヤスマニ・グランダルは正捕手不在のアストロズ、メッツからフリーエージェントとなったザック・ウィーラーは同じニューヨークに本拠地を置くヤンキース、今季復活を遂げたジョシュ・ドナルドソンは正三塁手不在のレンジャーズ、ジャイアンツでエースとして活躍したマディソン・バムガーナーは先発投手の補強を狙うブレーブス、最優秀防御率のタイトルを手にした柳賢振(リュ・ヒョンジン)はパドレスが最もフィットする移籍先として選ばれている。ジャスティスのこれらの予想のうち、実現するものはあるのだろうか。

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