全国ファミリー音楽コン 山本さん(諫早)らアイデア賞 ミツバチ扮装 ストーリー仕立てに

アイデア賞を受賞した「ありあけの海 ひぜん・ひごバンド」

 三重県四日市市で10月に開かれた「第8回全国ファミリー音楽コンクールinよっかいち」(同市、実行委主催)で、長崎県諫早市永昌東町の山本省悟さん(71)家族の「ありあけの海 ひぜん・ひごバンド」がアイデア賞に輝いた。
 「家族」と「絆」がテーマの同コンクールは、家族2人以上でつくるグループが応募対象。映像審査などで予選を突破した15組が出場し、音楽表現や家族のつながりが感じられるかなどで競った。
 同バンドは、山本さんと妻の弘子さん(72)、熊本市に住む次女の高木華子さん(37)と夫の啓伍さん(35)、孫の陽向ちゃん(8)、葵ちゃん(6)の6人で結成。離れて暮らす娘らと練習するため、フェリーで長崎と熊本を何度も往復したのがバンド名の由来だ。
 昨年は残念ながら本選に進めず、悔しい思いをした。今年は春を待つ人への思いを山本さんが作詞作曲したオリジナル曲「春遠からじ」など5曲を演奏。山本さんがピアノを弾き、ミツバチに扮(ふん)したメンバーが踊りを交えて歌い、ストーリー仕立てで披露した。
 「ミツバチの扮装(ふんそう)やストーリーをつくったのが評価されたのでは」と山本さん。「コンクールを通して孫たちが楽しみながら成長する姿が見られて良かった」とうれしそうに話した。

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