「誰もが当事者」 性の在り方テーマに 藤沢で講演会

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講演会で性的少数者を巡る社会認識の変遷を取り上げる牧村さん(右)=藤沢市

 「LGBT(性的少数者)からSOGI(性的指向・性自認)へ」をテーマに、文筆家牧村朝子さんの講演会が17日、藤沢市役所で開かれた。「共に生きるフォーラムふじさわ2019」実行委員会と同市の主催で、市民ら約80人が参加した。

 大和市出身の牧村さんは米国のLGBTの社会運動を取材。フランスでも取材を重ね、2012年、同性パートナーと結婚した。

 講演では性的少数者に対する社会認識の変遷を紹介。同性愛者を強制収容所に収容したナチス・ドイツや日本の旧優生保護法などに触れ、「LGBTとは、人間の権利であることを世に訴えるための米国の社会運動のチーム名。人間が前に進むため、自由のために生み出した言葉」との考えを示した。

 その上で、SOGI(ソジ)の概念に言及。「SOは誰と生きていくのか、GIはどう生きるかを意味する。いろいろな人々がいろいろな考えで生きていて、それぞれのSOGIがある。誰もがSOGIの当事者だ」と締めくくった。