呉出身21歳のアマ金谷、ツアー優勝 男子ゴルフ4人目の快挙

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トロフィーを手に笑顔の金谷(静岡県の太平洋クラブ御殿場コース)

 男子ゴルフの三井住友VISA太平洋マスターズは17日、静岡県の太平洋クラブ御殿場コースで最終ラウンドが行われ、呉市出身で21歳の金谷拓実(東北福祉大、広島国際学院高出)が通算13アンダー、267で優勝した。

 男子ツアーでアマチュア選手が優勝するのは2011年のこの大会を制した松山英樹以来で、1980年の倉本昌弘、2007年の石川遼を含め史上4人目の快挙。

 金谷は広島国際学院高2年だった15年に史上最年少で日本アマ選手権優勝。昨年のアジア・パシフィック・アマ選手権で松山以来の優勝を飾って今年のマスターズ・トーナメントに出場するなど実績を重ね、アマの世界ランキングでトップに立っている。

 ▽すごくうれしい 金谷の話

 スタート前に(大学の)監督から優勝してこいと言われた。最後まで諦めずにできて、すごくうれしい。一番支えてくれた両親に気持ちを伝えたい。

 金谷 拓実(かなや・たくみ)5歳でゴルフをはじめ広島国際学院高2年だった15年に日本アマチュア選手権で17歳51日の史上最年少優勝。18年アジア・パシフィック・アマチュア選手権を制して今年のマスターズ・トーナメントに出場し、予選を通って58位となった。172センチ。東北福祉大3年。21歳。呉市出身。

 ▽「信じられぬ」母ら喜び

 男子ゴルフで呉市出身の金谷拓実選手(21)=東北福祉大、広島国際学院高出=がアマチュア選手として史上4人目のツアー制覇の歴史を刻んだ17日、地元でも喜びの声が上がった。

 自宅でテレビ観戦した母美也子さん(58)は「信じられない」と声を弾ませた。首位浮上した大会3日目の16日、無料通信アプリLINE(ライン)で「頑張って」とエールを送ると、「分かりました」と返信があったという。

 「(攻略策を練る)コースマネジメントやバンカーショットが良くなった」と成長を感じた。好きなスポーツ選手の言葉をノートに記すなど真のアスリートへと励む姿を見てきた。「注目されても、今まで通りやってほしい」と願った。

 地元の昭和地区の昭和体育協会は2016年度に選手を顕彰する「昭和体育章」を設け、受章者の一人が金谷選手だった。当時会長だった杉野和昭顧問(78)は「思い切りのいいプレーに感心した。後に続く若者だけでなく、住民の励みになる」と喜んだ。(見田崇志)