【プレミア12】韓国、日本に連敗で世界一逃すも…“リベンジ”に自信「東京五輪では勝てる」

侍ジャパンの先発・山口俊から先制2ランを放った韓国代表のキム・ハソン【写真:荒川祐史】

決勝では初回に3点奪うも逆転負け、キム・ハソンは「この試合を覚えておく」

■日本 5-3 韓国(プレミア12・17日・東京ドーム)

「第2回 WBSC プレミア12」は17日、東京ドームで決勝戦が行われ、野球日本代表「侍ジャパン」が韓国に5-3で逆転勝利。2009年の第2回WBC以来、10年ぶりの世界一に輝いた。韓国は2015年の前回大会からの連覇はならず。しかし、今大会で日本を除くアジア最上位国に与えられる東京五輪の出場権を獲得。ベストナインに選出されたキム・ハソン内野手は試合後に「東京五輪では(日本に)勝てると思う」と強気に言い放った。

 韓国は16日のスーパーラウンド最終戦から2夜連続で日本に敗戦。決勝では初回に2本塁打で幸先よく3点を先制しながら、2点リードとなった2回に先発のヤン・ヒョンジョンが山田に逆転3ランを被弾。打線は2回以降は侍ジャパンの投手陣に抑え込まれ、得点を奪えなかった。

 試合後の記者会見で、キム・ギョンムン監督は「まず今日の日本チームの優勝おめでとうございます」と素直に日本を称えた後に「準優勝で嬉しく思うチームはない。1か月、選手たちは頑張った。この結果は忘れて来年の五輪に向けて準備し、勝てるようにしたい」と巻き返しを誓った。

 また、キム・ハソンは「日本の投手たちはよく変化球を投げる。2ストライク1ボールでもフォークを投げると思っていた。いいタイミングで打てたと思います」と先制弾を満足げに振り返ったものの、敗戦には悔しげな表情。日本の印象を聞かれると、「日本チームと韓国の違いはわからない。日本にはいい選手がたくさんんいるし、我々にもいる。東京五輪では勝てると思う。この試合を覚えておいて、来年の五輪につなげたい」と話した。

 2008年の北京五輪では、日本に2勝するなどして金メダルを獲得した韓国。“ディフェンディング・チャンピオン”として臨む東京五輪では、日本を相手に必死に勝利を掴みにきそうだ。(Full-Count編集部)

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