大村工が連覇 全九州高校男子秋季ソフトボール

2年連続8度目の優勝を果たした大村工(写真は提供)

 ソフトボールの第14回全九州高校男子秋季大会最終日は17日、福岡県太宰府市松川運動公園で準決勝と決勝が行われ、長崎県勢は大村工が2年連続8度目の優勝を飾った。
 大村工は準決勝で九州産(福岡)に競り勝つと、決勝は鹿児島工に7-4で打ち勝った。島原工は準決勝で鹿児島工に0-2で敗れた。

◎課題を克服、4試合34得点で全国へ手応え

 全4試合で34得点を挙げてV2を飾った大村工。主将の前川は「小技の精度が低いし、守備も小さなミスが出ている。これでは全国の1点差勝負を勝てない」と反省点を口にしたが、今季の課題だった攻撃で一定の結果を出した。
 反省が多かった一方、収穫もあった。鹿児島工との決勝は、中軸の野崎と東に一発が飛び出すなど三回までに5点を先行。五回に5-4と迫られたが、六回に9番北川の2ランで再びリードを広げた。既に出場を決めている3月の全国選抜大会に向けて、手応えをつかめる大会になった。
 今後は冬の間にさらなるパワーアップを図る。前川は「一から競争が始まる。そこで勝った選手が全国の舞台に立てる。まずは個の力をしっかり高めたい」と前を向いた。

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