五島市富江町の市立盈進小(中山末永校長、46人)で15日、「五島列島ジオパーク推進協議会」の専門員らによる出前授業があり、5、6年生13人が同校近くの天保海岸で岩石や地質を観察した。
島内の自然環境などの日本ジオパーク認定を目指す取り組み「五島列島ジオパーク構想」の一環。初めて挑んだ本年度の審査では、認定見送りとなっている。
講師は、細田一郎専門員と市政策企画課ジオパーク推進班の唐津博孝係長。児童たちは、普段暮らしている富江地区が溶岩でできていることなどを教わった。天保海岸では、ユーラシア大陸から流れ出た砂などが積もった「五島層群」や、島内の火山から流れ出た玄武岩質の溶岩などを観察した。
児童は特徴のある石を探して学校に1個持ち帰っていて、次回の授業で性質などを調べる。6年の柿本海君(12)は「灰色や茶色などいろいろな色が混ざった石が気になった」と話した。
岩石や地質を観察しよう 「五島列島ジオパーク構想」の一環
- Published
- 2019/11/18 12:08 (JST)
© 株式会社長崎新聞社