マルケス、最終戦での優勝に「最高の形でシーズンを終えられた」/MotoGP第19戦バレンシアGP 決勝トップ3コメント

 MotoGP第19戦バレンシアGPの決勝レースがリカルド・トルモ・サーキットで行われ、MotoGPクラスで表彰台を獲得したマルク・マルケス、ファビオ・クアルタラロ、ジャック・ミラーが会見に登場。2019年シーズン最終戦を振り返った。

■マルク・マルケス/レプソル・ホンダ・チーム(決勝 優勝)

「2019年シーズンを支えてくれたすべての人に感謝したい。僕のキャリアのなかでもすばらしいシーズンだった。ポテンシャルを証明できたと思う。完ぺきなシーズンだったよ。前進するのは難しかったけれど、バレンシアで優勝して最高の形でシーズンを終えられた。特に、チームタイトルも獲得できた。そしてまた、ホルヘ(・ロレンソ)にありがとうとさよならを言いたい」

「レースの序盤から、ファビオ(・クアルタラロ)が速いことはわかっていた。マーベリックは速いだろうと思っていたけれど、何かがあったんだろう。上位陣からは離れていたからね。僕の今回のスタートはあまりよくなかったんだけれど、素晴らしい追い上げができた」

「序盤2周、僕がライダーをオーバーテイクする間にファビオがトップで走り去ってしまった。けれど、2、3周でファビオをとらえることはできた。レース前にアルベルト(・プーチ)と話した戦略は、技術的な理由でレースをリードすることだったんだ」

■ファビオ・クアルタラロ/ペトロナス・ヤマハSRT(決勝 2位)

「(2019年シーズンに最高峰クラスで走ることについて)準備不足だとか、MotoGPライダーになるのに経験がないとかたくさん言われた。けれど、ウインターテストからしっかり取り組んで、7度の表彰台と6度のポールポジションを獲得できた。2019年シーズン、すばらしい仕事をして僕を信じてくれたすべての人に感謝したいよ」

「(レースは)昨日言ったように、僕は予選では速いけれどマルクのペースは僕よりもいいとわかっていた。だから、優勝ではなく表彰台獲得を考えていたよ。完ぺきなスタートを切って、2コーナーではちょっと接触したけれど、とても楽しんで走った。最後の10周では(3番手の)(ジャック・)ミラーが来ていたから攻めたよ。集中するのは簡単じゃなかった。でも、できると限り最高の形でシーズンを締めくくったと思う」

■ジャック・ミラー/プラマック・レーシング(決勝 3位)

「ホールショットを奪ったけれど、ファビオとマルク・マルケスがやって来ていた。ファビオはスタートからすばらしいペースがあった。長いレースで、最初の数周は2コーナーで多くのリスクを犯したくはなかった。ペースは速く、いい感触はあったよ」

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