ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングがソフトウエアスタックt|ket)の最新リリースを発表

ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングがソフトウエアスタックt|ket)の最新リリースを発表

AsiaNet 81694(2300)

【ケンブリッジ(英国)2019年11月18日PR Newswire=共同通信JBN】
*t|ket)(TM)は、ユーザーがNISQ時代における量子コンピューターの性能を最大限に発揮できる重要なツールを提供

ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング(Cambridge Quantum Computing、CQC)は18日、すでにクラス最高のソフトウエアスタックで量子コンパイラー・フレームワークであるt|ket)のpythonバージョンの主要アップデートであるpytket 0.4のリソースを発表した。

CQCのt|ket)は、量子化学および量子機械学習アプリケーションを開発することができる柔軟なワークフローを提供する。t|ket)はクラス最高の回路オプティマイザー、量子ビット割当システムで、すべての主要な量子コンピューティング・プロセッサーおよびデバイス向けに調整された極めて効率に優れた回路を生成する。

コンパイル・エンジンは、ルーティング、最適化、その他の回路変換における一貫性のあるインターフェースによって、高性能なアプリケーション指向最適化パスを提供する。このユニークなコンビネーターによって、ユーザーは自らのパスを設計し、選択したアプリケーションの量子リソース要件を最小限に抑えることができるとともに、ターゲット・プラットフォームにかかわらず全体回路の正確さを常に確保することができる。

回路最適化と量子ビットルーティングの向上に加え、一貫性のある新しいバックエンド・インターフェースによって、ユーザーはコードの1行だけを変更し、デバイス較正データ(使用可能な場合)を使用し回路全体の忠実性を最大化するt|ket)の高性能なコンパイルを最大限に活用することによって、さまざまな量子コンピューティング・プラットフォームないしはシミュレーターをシームレスに切り替えることができる。

さらに、t|ket)のフロントエンドには、multi-controlledゲート、特定クラスのカスタムゲート、Quipperプログラミング言語のサポートなど、柔軟な回路構成を可能にする機能も含まれている。

使用条件などの詳細は、ウェブサイトhttps://cqcl.github.io/pytket/build/html/index.htmlを参照。

▽ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティングについて
ケンブリッジ・クオンタム・コンピューティング・リミテッド(Cambridge Quantum Computing Limited)は、世界をリードする量子コンピューティング・ソフトウエア企業である。ケンブリッジ(英国)、サンフランシスコ、ロンドン、東京のオフィスに、35人の博士号保有者を含む60人を超える科学者を擁し、世界中に大きな影響を与える量子技術の商業化ツールを構築している。

CQCは、量子ソフトウエアにおいて、とりわけ量子開発プラットフォーム(t|ket))、量子化学分野のエンタープライズ・アプリケーション(EUMEN)、量子機械学習(QML)、量子サイバー・セキュリティー・デバイス(IronBridge)などを提供する専門知識を有している。

CQCに関する詳細はウェブサイトwww.cambridgequantum.com を参照。

ソース:Cambridge Quantum Computing Limited