宇宙Six・山本亮太は甘え上手!? 伊礼彼方に「いいお兄ちゃん、ゲット!」

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先日東京公演が終わり、11月22~24日には大阪公演が行われる、宇宙Sixの山本亮太主演の舞台「相対的浮世絵」。今回は、東京・下北沢 本多劇場で行われた囲み取材の模様をプレイバックする。

本作は土田英生作のヒューマンコメディーで、9年ぶりの上演。人生の曲がり角にさしかかり問題を抱えている岬智朗(伊礼彼方)と高校の同級生・関守(石田明)、死んだはずの智朗の弟・達朗(山本亮太)と智朗らの同級生・遠山大介(玉置玲央)、それを見守る謎の男(山西惇)。そんな5人の軽妙な会話の中に、残酷さや優しさが浮かび上がる…。囲み取材には出演者5人に加え、演出の青木豪氏も参加した。

──「演劇の聖地」といわれる下北沢 本多劇場での公演はいかがですか?

山本「僕、そういうことを知らなかったんですよ(笑)」

伊礼「興味ないもんな(笑)」

山本「いや、興味ないわけじゃないんですけど! そういうのは全部、玲央さんに教えてもらって。この間も時間が空いた時に、下北沢を2人でデートして、ドーナツを買ったりしました」

玉置「ねっ」

伊礼「…呼んでよ(笑)」

山本「でもその後、お兄ちゃん(伊礼)とも行きましたよ。お兄ちゃんと豪さんと玲央さんと4人で!「ここはこういう劇場だよ」とか教えてもらって、俺もやっと下北沢の仲間入りできたなっていう感じですね」

──下北沢を知った上で、改めてどう思いました?

山本「僕が主演というより5人で作り上げられたものなので、失敗できないですね。僕、失敗が怖いんで、ホントに…。人に迷惑をかけたくないタイプなので、失敗しないように頑張ります。迷惑かけた場合は、全部お兄ちゃんが責任を取ってくれます(笑)」

伊礼「ははははっ! ケツを拭きます(笑)」

──お2人は兄弟役ですが、本当に兄弟愛を感じますね。

山本「よく石田さんに言われます」

石田「うん、ホンマの兄弟に見えてきて」

山本「楽屋もいい感じです」

伊礼「楽屋でも無口だね、君は。しゃべらないね。しゃべる話題がないんでしょ、世代が違うからね」

山本「いや! でも、本当にいいお兄ちゃんといい弟やってます」

石田「自分で“いい弟”って言うんや」

伊礼「はははは!」

──山本さんと共演してみての印象は?

伊礼「このままですよ。かわいいですよ、笑顔が。とにかく『何も分かりませんっ。お願いしますっ』みたいな感じなので、『しょうがねぇ~な~』っていう(笑)。甘え上手!」

山本「そうですか? 僕、稽古中も“今、悩んでますよ”っていうオーラを全面的に出すんです(笑)。それでトボトボ帰ってると、お兄ちゃんの伊礼さんが『亮太、ちょっと』って一緒にトコトコ帰ってくれて、駅に行くまでの間に僕の悩みとか聞いてくれたり、アドバイスをくれたりして。『いいお兄ちゃん、ゲット!』と思って」

伊礼「『ポケモン(ポケットモンスター)』じゃねぇ~んだよ(笑)!」

一同「ハハハハッ!」

山本「うまいですね~(笑)」

青木「(山本は)とっても甘え上手だよね」

伊礼「それから、演劇が好きになったもんね」

青木「途中から顔変わったもんね」

山本「“変わらなきゃな”と思って」

石田「稽古場に納豆を持参するようになってから変わりましたね。稽古が始まって10日くらいたって、別に納豆くさくても大丈夫って思ったのか(笑)、それぐらいからだいぶ打ち解けました」

山本「そうかもしれないです(笑)。僕、納豆が大好きで、最初は食べられないなと思っていたんですけど、途中から“もういいかな”って感じて、変わろうと思って。いや、ホントに会話劇、難しいです!」

一同「え、急に!?」

山本「いやいやいや(笑)」

──会話劇は難しいんですよね?

山本「そうですよ! いかに僕が普段、人の話を聞いてないかってことが分かったんです。本当に苦労しました。セリフに気持ちを乗せることとか、“あれ? 俺、意外に素人だったな”と思って…。あとはもう全部、5人に細かくアドバイスをもらって。だから自分で作ったっていうより、作ってもらったっていうのがありますね」

──一番響いたアドバイスはありますか?

山本「今、それを聞かれると、『ホントに話聞いてなかっただろ、お前』って言われるかもしれないんですけど…あの、時間かければ思い出します(笑)」

石田「いい言葉は、大事に金庫にしまってるからね(笑)」

伊礼「稽古場でまったく口を開かない山西さんがまぁようしゃべったもんね。普段アドバイスされることないですよね」

山西「まぁまぁ。あんまり言わないですけども」

伊礼「そんな山西さんにアドバイスを頂けたんだから、幸せだぞ、お前!」

山本「ありがとうございます! 今思い出しました!『点と点をつないで線にする』ということを教えてもらいました」

山西「ものすごくアバウトになってる(笑)。『セリフとセリフを点と点でつないで、芝居を線で作っていったらどうかなぁ』っていうことを言った覚えがあります」

山本「質問を最初に教えておいてもらえれば、僕、すごく考えられるんで!」

石田「それやったら、アンケート提出でいいから(笑)」

──では最後に、改めて意気込みをお願いします。

山本「はいっ。2019年を締めくくる『相対的浮世絵』だと思ってます。笑いあり、そして笑いあり、時には熱く、涙あり! すごく盛りだくさんに詰まっているので、皆さん劇場にも足を運んでください。よろしくお願いします!」

撮影/斎藤杏香