WEC:Gドライブ・レーシング、スポット参戦するバーレーンにル・マン/ELMSの布陣で挑む

 11月12~14日に、バーレーンで行われるWEC世界耐久選手権第4戦バーレーン8時間レースに出場するGドライブ・レーシングのドライバーラインアップが、同ラウンドの暫定エントリーリストによって明らかになった。

 Gドライブ・レーシングのオーナー兼ドライバーで、2015年シーズンのWEC LMP2チャンピオンとなったロマン・ルシノフは、2度のフォーミュラーEチャンピオンであるジャン-エリック・ベルニュ、2018年ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP3王者ヨブ・バン・ウィタートとともに、カーナンバー26のLMP2カーをシェアする。

 これは同チームが2019年シーズンのELMSでシリーズランキング2位となり、2018/19年WEC“スーパーシーズン”のスパ6時間とル・マン24時間に出場した際のドライバーラインアップと同じもの。

 ウィタートは2019/20年開幕戦シルバーストンに、レーシングチーム・ネーデルランドに所属するニック・デ・フリースの代役として29号車オレカ07・ギブソンに搭乗しているが、ルシノフとベルニュはこれが今季初のWEC参戦となる予定だ。

 なお、車両はELMSに登場したロシアのリムジンメーカー『アウルス』のバッジを付けたオレカ07・ギブソンで、登録車名はアウルス01・ギブソンとなっている。

 オーナーのルシノフは今年初めに、バーレーンやサンパウロ6時間など、複数のWECシリーズ戦にスポット参戦する計画についてSportscar365に語っていた。

 10月に確認された同チームの追加エントリーによって、バーレーンでのLMP2参戦車数は計9台となった。このなかでGドライブの欧州でのプログラムを担うTDSレーシングは、レーシングチーム・ネーデルランドの29号車オレカのサポートも行うため、同ラウンドでは2台のオペレーションを担当することになる。

Gドライブ・レーシングの26号車アウルス01・ギブソン

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