『キャッツ』日本語吹替え版に葵わかな、山崎育三郎ら 高橋あず美が「メモリー」生歌唱

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映画『キャッツ』日本語吹替え版制作発表会が18日、ザ・リッツ・カールトン東京 グランドボールルームにて行われ、葵わかな、山崎育三郎、高橋あず美、ロバートの秋山竜次、森崎ウィン、大貫勇輔、大竹しのぶ、蔦谷好位置(日本語吹替え版音楽プロデューサー)が登壇した。

この場で発表となった日本語版吹替えキャスト、葵わかな(ヴィクトリア役)、山崎育三郎(マンカストラップ役)、高橋あず美(グリザベラ役)、ロバートの秋山竜次(バストファージョーンズ役)、森崎ウィン(ミストフェリーズ役)、大貫勇輔(スキンブルシャンクス役)、大竹しのぶ(オールドデュトロノミー役)、日本語吹替え版音楽プロデューサーの蔦谷好位置が登壇。

若く純粋で臆病な白猫であり、本作の主人公ヴィクトリア役を演じる葵わかなは「ヴィクトリアを通して映画『キャッツ』を楽しめる重要な役なので、皆さんを『キャッツ』の世界へと誘えるよう頑張りたい。ヴィクトリアのオリジナル曲を歌えるのかと思うと嬉しい」と挨拶。猫たちのリーダーであり、ヴィクトリアを秘密の世界へ導くマンカストラップ役を演じる、

山崎育三郎は「トム・フーパーの『レ・ミゼラブル』(12)の大ファンなので、この作品に携われるのがとても嬉しい」と笑顔をみせ、かつては絶世の美しさで愛された猫であり、名曲「メモリー」を歌うグリザベラ役を演じる高橋あず美は「大好きなミュージカルで、大切な“メモリー”を歌うことができるなんて信じられない。魂のこもった歌を皆さんに届けたい」と意気込みを込めてコメント。

リッチでふとっちょ、そして紳士的な猫、バストファージョーンズ役を演じる秋山竜次は役柄と同様の黒ハットにスーツ姿で登場し、「これは調子乗っているからではなく、役に寄せている」との一言に会場から笑いを起こった。マジックが得意で、とっても気弱な猫、ミストフェリーズ役を演じる森崎ウィンは、「この場に立っていることが幸せ。声で魔法の世界へ誘いたい」と挨拶。

働きもので、鉄道を愛するみんなの頼れる猫、スキンブルシャンクス役を演じる大貫勇輔は、「吹替えは初なので緊張している。精一杯頑張る」と緊張した面持ちでコメントした。そして、猫たちの偉大な長老であり、新しい人生を得る一匹の猫を選ぶオールドデュトロノミー役を演じる大竹しのぶは「こんな素敵な作品に携われるなんて、素晴らしすぎて世界に入れるか不安…」と本音をこぼすも、「蜷川さんに“ジュディ・ディンチ”のようになれ“と言われていたので、彼女の声を吹替えするなんて信じられない。この不安を拭えるよう頑張る」と運命を感じる役へ意気込みを語った。

本作は、ヴィクトリアの視点で物語が描かれるため、葵は「新曲“Beautiful Ghosts”は、ヴィクトリアがどんな猫でどう成長したいのか彼女の想いが表れている」と語り、ちょうど昨日に歌の収録を終えたと明かした。そして、自身は猫が好きだそうで「猫に一歩近づけた気がして嬉しい」とコメント。

これまで数々のミュージカル作品に出演している山崎は、「画面の中で繊細な表現で歌うのが新しかった。体を動かして歌ったりするので、初めての経験で楽しい」と本作では新たな体験だったとオーディションを振り返る。グリザベラ役の高橋あず美は「“メモリー”は力は強くて、切なくて、素敵な曲。私が吹替えるなんて夢のようで、決まった時は声にならない叫びだった」と心境を明かし、ジェニファー・ハドソンについても「彼女は自分の歌を成長させてくれる存在。18歳の時、ソウルフルに歌う彼女に衝撃を受けて、彼女のように歌えるようになりたいと真似したり、何度も彼女の歌を歌ったりしていた。なので、プレッシャーもあるけど精一杯頑張りたい」と改めて意気込みを語った。

秋山は役作りに関して尋ねられると、「ここ2か月くらい猫のライフスタイルにあわせた。小魚を食べたり、お偉いさんの足にすり寄ったり、腹をゴロゴロ鳴らすために腹の調子を壊したりした」と真面目にコメントする姿に会場からは笑いが起こった。ミストフェリーズ役の森崎ウィンは「本番がこれからなので緊張してきた…」と不安をみせるも、「期待してください!」と笑顔でコメント。

大貫は「どのシーンも本当の猫のように軽やかで美しい動き。なので、オーディションも動きを真似して声出したりして楽しかった」とオーディションは緊張の反面、楽しんだと明かす。大竹は女優ジュディ・ディンチについて、「カッコよく年を重ねているジュディ・ディンチは本当に憧れ。画面での貫禄に圧倒する。負けないように吹替え頑張ります」と感慨深げにコメントした。

作品にちなみ、自身に訪れた“チャンス”について尋ねられると、葵は「今年初めに初めて舞台へ立ったのですが、最初はオーディションを受けることに戸惑いがあった。でも心を決めてからはボイストレーニングを重ねたりして役を勝ち取ることができたのですが、今回、その舞台の映像を本国の方が見くださったそうで。その時の結果が今に繋がっているので、あの時オーディションを受けようと決めてよかったと思った」と今に通ずる“チャンス”を明かす。

山崎は「野球のイチローさんにとても憧れていて、彼の引退する前日に国歌斉唱をすることができたのは本当に嬉しかった。あまりに嬉しすぎて、呼吸が浅くなってしまい6割くらいしか声が出せなかったのが悔やまれる」と当日を振り返る。高橋は「どんなに歌っても私の憧れる人々には届かないと思っていたんですが、去年ブロードウェイの地下鉄でゲリラライブを行ったら、とても大きな反響をいただいた」と語り、「それからは、いろんなことにチャレンジしようと思って、アマチュアナイトに出場して一位で通過できたりした。それが今に繋がっていたりするので、チャンスもタイミングもすべて繋がっているんだと思った」と今回の大抜擢に繋がっていると明かした。

秋山は「本国が好きなので、本国にアピールするチャンス」と“本国”を強調したコメントに会場からは笑いが起こり、森崎は「『レディ・プレイヤー1』(18)のオーディションで本国に行ったのは大きなチャンスだった。オーディションが受かって出演することができて…今ここに立つことができるのもあのチャンスがあったから」と明かす。

大貫は「舞台『メリー・ポピンズ』のバート役を勝ち取れたこと。当時オーディションがある前日は寝れなくて大変だった」とコメントし、大竹は「ずっとチャンスをもらい続けている。こうやって長い間仕事ができるのはそのおかげなんだと思う。自分をさらに磨き続けられるのは幸せなこと。本国に負けないよう頑張る」と想いを語った。蔦谷は「初めて見たミュージカルが“キャッツ”で衝撃的な体験だった。そういういろんな体験は夢を持つことのできるきっかけになる。吹替えだと小さな子供でも観れるので、いろんな人に夢を持ってもらえる、それが一番のチャンス」と自信をみせている。

また、トム・フーパー監督からは「製作中のため会場に伺えなくて残念だよ。素晴らしい本編になると確信している。字幕と吹替え、両方楽しんでね」と激励のメッセージが本国から到着。最後、葵は「愛のあるキャラクターになるように精一杯頑張ります」、山崎は「最も豪華で華やかな作品。2020年一番のミュージカル映画になると思います」、高橋は「心に大きく伝わる歌を歌えるように頑張ります」、蔦谷は、「スタッフ、キャストで最大限の力をもって作品を届けられるよう頑張ります。間違いなく素晴らしい作品になるでしょう」と締めくくった。

本会見ではキャッツの代表曲である「メモリー」を初となる日本語吹替え版で披露。高橋あず美の歌唱、蔦谷好位置の伴奏特別バージョンの演奏し、会場一杯にその力強い歌声を響かせてイベントは幕を閉じた。

アメリカから帰ってきました
最高の景色と、人と、音楽と、とにかく沢山の最高に触れられました。さらにさらにワクワクすること沢山していきたいなと思わせてくれる旅だった!#listen #beyonce #music #NYC #歌ってみた #うたってみた pic.twitter.com/gS3RSu4dnO

— 高橋あず美 (@Azumi_Takahashi) 2018年6月7日

映画『キャッツ』は2020年1月24日(金)全国ロードショー

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