1カ月乳児に暴行の母起訴 死亡の経緯調査、暴行の動画も

 生後1カ月の長男をたたくなどしたとして、横浜地検川崎支部は18日、暴行の罪で、東京都八王子市の女(30)を起訴した。認否は明らかにしていない。

 長男は暴行事件から約2カ月半後の今年1月7日、意識不明の状態で同市内の病院に搬送され、後に死亡している。長男の頭部には慢性硬膜下血腫の症状が見られ、県警は引き続き長男の死亡した経緯や原因を調べる。

 起訴状などによると、同被告は昨年10月15日、当時住んでいた川崎市宮前区の自宅で、生後1カ月の長男をうつぶせにして放置し、鼻と口をふさいだほか、同23日には手で胸を複数回たたくなどの暴行を加えた、とされる。

 県警によると、暴行の様子が写った動画が残されていた。

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