MotoGP:レプソル・ホンダ加入のアレックス・マルケス。チームマネージャーが「彼はMoto2チャンピオン」と起用理由を明かす

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 バレンシア公式テストを翌日に控えた11月18日(月)、ビッグニュースが飛び込んできた。2020年シーズン、アレックス・マルケスがレプソル・ホンダ・チームに加入。兄マルク・マルケスのチームメイトとなることが発表されたのだ。同日、リカルド・トルモ・サーキットでレプソル・ホンダ・チームのチームマネージャー、アルベルト・プーチ氏が報道陣の取材に応じた。

 レプソル・ホンダ・チームはマルケスとホルヘ・ロレンソの布陣で2020年シーズンを戦う予定だった。しかしバレンシアGPのレースウイークを迎えた11月14日(木)、ロレンソが2019年シーズンをもって引退することを発表。空いたレプソル・ホンダ・チームの1席に誰が収まるのかに多くの注目が集まっていた。

 様々な憶測が飛び交うなか、ついに18日(月)、マルケスのチームメイトが明らかになった。指名されたのはマルケスの弟であり2019年シーズンのMoto2クラスチャンピオン、アレックス・マルケス。2020年シーズンはEG 0,0 Marc VDSからMoto2への継続参戦が発表されていたが、レプソル・ホンダ・チームから最高峰クラスに昇格することになった。契約期間は1年だ。

 この発表に際し、チームマネージャーのアルベルト・プーチ氏がリカルド・トルモ・サーキットで報道陣の質問に答えた。「最終的な決断を下したのは、つい今しがたのこと」だという。そしてまた、アレックス・マルケスを起用した理由についてはあくまでも彼の活躍によるものだと語った。

「まず、この決定についてはアレックス・マルケスが(2019年シーズンの)Moto2チャンピオンを獲得した、その結果によるものだということです。これが最優先事項です。また、ホンダでは次世代のライダーについて考えていました。ホルヘの引退により、空白となった1年に、アレックス・マルケスを起用することにしたのです。彼はとても若いですし、彼にとってもいいチャンスになると信じていますよ」

「(兄弟であるマルクとアレックスについて)彼らの関係がどうなるかは彼ら次第です。この状況は類を見ないものですが、問題はないでしょう。2020年シーズン、ふたりは兄弟であり、ライバルになります」

 アレックスがMoto2タイトルを獲得していなかったら、今回の起用はなかった、とプーチ氏は強調した。また、兄マルクは今回の起用に対し一切の関与をしていないとも明言している。

 レプソル・ホンダ・チームは兄マルク、弟アレックスというマルケス兄弟の布陣で2020年シーズンを戦うことになる。一方でチームメイトは最も身近なライバルでもある。果たして何らかの“化学反応”が起こることになるのか──。11月19日(火)から2日間の日程で始まるバレンシア公式テスト、レプソル・ホンダ・チームには注目せざるをえないだろう。