五輪マラソンと競歩の発着点は札幌・大通公園で了承

©株式会社室蘭民報社

 東京五輪のマラソン・競歩の札幌開催に向けた第2回実務者会議が18日、札幌市内で開かれ、焦点となっている発着点はマラソン・競歩ともに、中心部の大通公園(中央区)とすることで了承した。

 組織委の森泰夫大会運営局次長、市スポーツ局の中田雅幸局長、道環境生活部の築地原康志部長らが出席。非公開で行われ、組織委が大通公園を発着点とするコース案を提案して了承された。マラソンはススキノや中島公園、北海道大学構内などを巡る北海道マラソンをベースにした2周コース、競歩はJR札幌駅南口から中島公園まで一直線の札幌駅前通が主体となる見通し。日程に関する具体的な話はなかった。

 終了後取材に応じた森氏は、マラソンと競歩の発着点を大通公園とするメリットについて(1)同じ会場とすることで人員体制などを共通化できる(2)平らな土地があり仮設物などを作りやすい(3)既存の北海道マラソンの知見を得られやすい―を挙げた。

 その上で「喜んでもらえるコースを目指し、12月上旬の国際オリンピック委員会(IOC)理事会に提案したい。検定は雪解け後の春になるが、対応できる」と述べた。IOCへの提案前に3回目の実務者会議を開く予定。

 大通公園では毎年7、8月にビアガーデンをメインとした「さっぽろ夏まつり」が開かれている。中田氏は「市民生活やイベントへの影響を少なくするよう、周辺施設の活用を含めて担当レベルで協議したい」と語った。(有田太一郎)

【写真=マラソンと競歩の発着点となる大通公園】