ヤンキース・アンドゥハーも三塁手補強狙うチームの選択肢に

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今季、ジオ・ウルシェラが台頭し、DJレメイヒューが二塁のほかに三塁と一塁もこなせる能力を示したことで、昨季新人王投票で2位にランクインしながらも故障で今季を長期欠場したミゲル・アンドゥハー(ヤンキース)はトレード要員となっている。ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは先週、多くの球団がこの24歳の若手三塁手に興味を示し、トレードに関して問い合わせてきていることを明らかにした。

今季のアンドゥハーは、5月に右肩の手術を受けた影響により、わずか12試合にしか出場できなかった。しかし、昨季は打率.297、27本塁打、47二塁打の好成績をマークし、新人王投票では大谷翔平(エンゼルス)に次ぐ2位にランクイン。この年の「OPS+」の数値は130を記録しており、今季のジョシュ・ドナルドソンの127を上回っていた。

まだフリーエージェントまで4年保有可能であるため、優勝争いを狙う球団のみならず、再建期の球団もアンドゥハーの獲得に動く可能性がある。SNYのジョン・ハーパーは、アンドゥハーがフィットする移籍先を考察しており、ブレーブスがドナルドソンとの再契約に失敗した場合、今季17勝のマックス・フリードと球団13位の有望株であるタッカー・デービッドソンを対価としてアンドゥハーの獲得を目指す可能性があるとしている。

さらに、トップクラスの有望株を放出する意思があれば、との条件付きではあるものの、エンゼルスとタイガースもアンドゥハーの獲得候補球団に挙げられている。特にエンゼルスはフリーエージェント市場で投手の補強を最優先に目指しており、トレードで三塁手を獲得することはチーム事情にもフィットする。ただし、ハーパーは球団1位かつ全体5位の有望株であるジョー・アデルを交換要員に挙げているが、エンゼルスがアデルを放出する可能性はゼロに近いだろう。

また、カブスがクリス・ブライアントのトレード放出を決断すれば、それに代わる三塁手としてアンドゥハーの獲得に動く可能性もある。フィリーズとレンジャーズも今オフ、三塁手の補強を目指しており、アンソニー・レンドンやマイク・ムスターカスと再契約できなかった場合、ナショナルズとブリュワーズも三塁手の争奪戦に加わることになる。レンドン、ドナルドソン、ムスターカスと人材豊富な今オフの三塁手市場だが、フリーエージェント市場での補強を回避し、トレードでのアンドゥハー獲得を目指す球団が現れるかもしれない。