日本代表に初招集の古橋亨梧、実は「芸名」だって知ってた?

本日、キリンチャレンジカップの日本代表対ベネズエラ代表がパナソニックスタジアム(吹田)で開催される。

今回の日本代表は長距離の移動を考慮して実質2チームを編成しており、本日のベネズエラ戦には国内から9名が追加され、そこには初招集の選手が4名含まれている。

その4名の一人がヴィッセル神戸に所属する古橋亨梧。

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こちらは岐阜時代のゴールシーン。彼は50m5秒台と伝えられるがめちゃくちゃ速いぞ…。

ほんの1年ちょっと前までJ2でプレーしていた24歳の快足アタッカーは、現在、イニエスタら世界的な助っ人が居並ぶ神戸において確かな存在感を示しており、今回、ついに日本代表へ初招集された。

まさに今ノリに乗っている彼であるが、実はその名前が「本名」ではなかったことをご存知だろうか?

彼は現在、「古橋亨梧」(ふるはし・きょうご)の名前で登録されている。

しかし本名は「古橋匡梧」、「亨」と「匡」、読みは同じものの“きょう”の漢字が異なるのである。

中央大学に在籍していた2016年まではこの本名を使用していたが、プロ入りが決まった2017年、登録名を現在の「亨梧」に改めている。

古橋は、その理由をこう語っている。

「匡は漢字の右側が空いているので“王”が逃げてしまう」

なんでもプロ入りを前に知人に占ってもらった際このように助言を受けたため、心機一転、改名することにしたのだという。

スポーツ界ではゲン担ぎで名前を変える選手が稀におり、メジャーでも活躍した元プロ野球選手の松井稼頭央は、デビュー後、「稼ぎ頭になれ」という理由で登録名を本名の「和夫」から「稼頭央」に改めている。

実際に戸籍まで変更する選手もいるようだが、古橋の場合は松井と同様、本名はそのまま、プロ選手としての登録名を変えたということのようで、自身も「芸名みたいなもの」と語っている。

ちなみに、改名後の亨には「片足でも上に上がれるように」という意味が込められているとのこと。

その古橋は今回、日本サッカー界の頂上、つまり“王”の位置にまで上り詰めたが、その改名の意図する通り、この機会を逃さずに掴み取ることができるだろうか。

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