地方選挙のなり手不足は思った以上に深刻…？！ #選挙ドットコムちゃんねる第2回の配信は今夜9時！

この秋、YouTubeに「選挙ドットコムちゃんねる」を開設した、日本最大の選挙専門サイト選挙ドットコムは11月19日(火)に、記念すべき1回目の配信をスタート！
2回目の配信は今夜9時ですが、その前に番組の概要と見どころ、第1回配信の内容をダイジェストでお届けします。

異色MCと独自の切り口で、選挙や政治をエンターテインメントに！！

メインMCはなんと、著書「五体不満足」で知られ、最近では自称「悪評界のトップランナー(!?)」乙武洋匡さん。そしてアシスタントは、リアルな20代の女子目線で選挙や政治を語り、「将来は総理大臣のスピーチを書くのが夢」というスピーチライターの千葉佳織さんが務めます。

毎週火曜日午後9時から、この異色の二人が毎回ゲストを迎え「選挙をもっとオモシロク！」を合言葉に、選挙や政治家の情報を独自の視点からお届けする番組。これはオモシロクナイはずがありません！

日本のどこかでほぼ毎週末に行われている選挙関連の情報のほか、所属政党や中央・地方に関わらず、あらゆる政治家の知られざる素顔を探るオモシロ企画をザクザク配信。
乙武氏自らが大物政治家を直撃し、思わず「それ聞くの？」とのけぞる禁断の質問をぶつけるインタビュー企画も、すでに進行中。その他臨時企画は、随時更新予定です。

では早速、第1回配信の番組を、ダイジェストでお伝えしましょう。

「14/26が無投票当選」だった地方選挙。地方議員のなり手不足問題は深刻

次に取り上げたのは、11月10日に行われた26の地方選挙のうち、14の選挙で無投票当選（立候補者が定員以上にならず、選挙を経ずに当選確定）となったニュース。
そのうち14のうち9つは、東日本大震災の影響で春の統一地方選とは日程がずれた形で行われた福島県議会議員選挙の選挙区で無投票となったところで、残り5つの無投票当選は各地の市長選で起きたものです。

この原因について松田さんは「地方議員の報酬が非常に低いため、議員報酬だけではとても生活できないことから、若手や現役世代の立候補者が出にくい」というシビアな現実を提示。
松田：「生活が成り立たないことに対しては、議員定数を減らしてひとりあたりの報酬を高くする、兼業を認めるなど、いろいろな動きがありますが、この状況を利用して議員数を増やしているのが、幸福実現党。無投票の地区にどんどん候補者を立てて、地方の議席を増やし、党勢を拡大しています。N国党の大都市の選挙区にガンガン候補者を立てていく戦略とは、また別のアプローチですね」

一方、乙武さんは地方議員のなり手不足の原因について

乙武：「地元のドン的な政治家が居座って、議会を取り仕切っている現状に、若手が辟易しているのでは？」

と独自の説を展開。これに対しては

松田：「たしかに地方議会は、古参議員がマイルールで議会を仕切ったり、ずさんな政務活動費の使い方が古くからのしきたりとして黙認されていたりしますが、数年前の兵庫の『号泣会見』のような事件でマスコミからの注目が集まると、大きく改革の風が巻き起こり、一気にトップクラスの透明性が図れる場合もあるんですよ」と松田さん。
地方議会の古い体質は、マスコミのチェックや有権者の厳しい監視によって改革できる可能性が高いと言います。やはり、有権者がもっと政治に関心を持ってチェックしていく意識を持つことが、国会から地方まで政治の改善に役立つ、というわけです。

知らなきゃ損する高知県知事選の「ダウンタウン対決」や公職選挙法の話題も

ほかにも番組では、11月24日に投開票される高知県知事選挙の松本けんじ氏（野党統一候補）と浜田省司氏（自・公推薦）（注・届出順）の与野党一騎打ちを、苗字にちなんで「ダウンタウン対決」と呼ばれているとして紹介。

ここではMC乙武氏に煽られて(？)、松田氏は「政治プランナー生命を賭けた」当選予想を展開。
その大胆予想は、ぜひ番組内でご確認を。

また、千葉県を中心とした台風被害の中、強行された地方選挙の投票率が、大幅ダウンしたニュースもピックアップ。復興の進まないまま選挙を強行することになった君津市議選挙では、結果的に12％も投票率が下落したことを受け、選挙の延期について話題が及びました。

君津市の選挙では、防災無線の邪魔にならないようにと、選挙カーでの広報を各候補者間で自粛する申し合わせが行われました。
そこで選挙ドットコムでは、候補者の声を有権者に届けようと、現場に赴き候補者の皆さんへのインタビューを行い、特設ページを設けてその動画をUPするなどしましたが、やはり投票率は大きく下がってしまいました。