【MLB】ヤンキースGM、現状ローテに「満足」も補強示唆 「向上させるのが我々の仕事」

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ヤンキース・田中将大【写真:Getty Images】

まだ動きなしも、キャッシュマンGM「まだ、この過程は始まったばかり」

 今季103勝59敗の成績でア・リーグ東地区を制覇したものの、リーグ優勝決定シリーズでアストロズに敗れたヤンキース。ブライアン・キャッシュマンGMは今オフにはローテーションの強化を目指しているようだ。地方紙「ニュースデイ」が伝えている。

 記事によると、キャッシュマンGMは契約に関することについて話すときによく「タンゴは1人では踊れない」というフレーズを使うという。そして3日間のGMミーティングでは、タンゴを踊る相手を誰も見つけることが出来なかったようだとしている。

 このようにまだ動きはないヤンキースだが、最近のオフシーズンの契約はすごくゆっくりした過程になっているので、驚くべきことではないと言及。キャッシュマンGMは記事内で「まだ、この過程は始まったばかり」とし、「(トレードやFAのマーケットで)今何かをやれば正規料金の10倍くらい払わないといけないからね」と語っている。

 GMミーティングでは「103勝したチームをもっと良くすることは難しい」と発言し、ファンを驚かせたとされるキャッシュマンGM。その中でも、最も重要な課題はローテーションの強化だとし、FAの目玉のコールやストラスバーグの代理人スコット・ボラス氏とも「もちろん」話をする予定だと語ったとしている。

 しかし、記事ではオーナーのハル・スタインブレナー氏がぜいたく税の上限を超えるのに否定的であるため、実際は大金を払ってまで目玉の高額選手は獲らないのではないかと予想。その代わりとして、そこまで高額ではないマディソン・バムガーナー、ザック・ウィーラー、コール・ハメルズ、フリオ・テヘラン、ダラス・カイケルらの名前を挙げている。

田中ら現状ローテを「ストロング」と評価も「向上させることが我々の仕事」

「先発投手を見つけて、強化できたらといつも思っている」と記事内で語っているキャッシュマンGMだが、一方で「だけど、球団内部にもエキサイティングなことがある」としている。田中、パクストン、セベリーノ、ハップのローテーションを「ストロング」と評価し、これに故障している投手が回復すれば、先発、ブルペンともに、かなり良いチームになると語ったという。

 2017年に9勝を挙げたジョーダン・モンゴメリー投手はトミー・ジョン手術から完全に復活、今季マイナー3階級(A+、2A、3A)で111回1/3を投げ、165奪三振の超有望株デイビー・ガルシア投手も控えている。DV問題で出場停止処分を受けているドミンゴ・ヘルマン投手も戻るかもしれない。

 キャッシュマンGMは記事内で「実のところは、我々の投手陣がみんな健康ならば、ローテーションもブルペンもかなり強い球団の1つになると思っている」としながらも、「もちろん、いつもチームを向上させることが我々の仕事だ。(FA)マーケットに参戦して、何が起こるか見てみるよ」と補強にも積極的な姿勢で臨むようだ。

 最後に世界一になった2009年からちょうど10年が経過したヤンキース。現状の強力な布陣に、さらに戦力の上積みをするオフとなりそうだ。(Full-Count編集部)