W杯バレーで日本代表として活躍した3人、荒木絵里香選手&石井優希選手&古賀紗理那選手が登場!

W杯バレーで日本代表として活躍した3人、荒木絵里香選手&石井優希選手&古賀紗理那選手が登場!

ボールに、世界に、食らいつく

’64年東京五輪で日本が金メダルを獲得した女子バレーボール。’20年東京五輪でも、日本がメダルを獲得するためのキーマン3人が「グッと!スポーツ」に出演! 収録後の選手を直撃し、東京五輪に向けた課題と思いを聞いた。

東京五輪で日本のメダル獲得が期待される種目、女子バレーボール。日本代表・火の鳥NIPPONの中心選手である荒木絵里香、石井優希、古賀紗理那が、相葉雅紀がMCを務める「グッと!スポーツ」に登場。同じ団体球技の男子バスケットボール日本代表と異色のコラボ対決を行った。

古賀「バスケはあまりする機会がないので、楽しかったです。バスケ日本代表の方たちはバレーボールがうまくて、運動神経がいい人は、スポーツは何でもできるんだなと思いました」

荒木「紗理那の言う通り、楽しかったですが、私はバレーボール選手のいいところを見せられなかったのが悔しいですね(笑)」

石井「バスケから学べることがあって、刺激を受けました。相葉さんがいろいろ話を引き出してくれましたし、出演させてもらえて良かったなと思います」

火の鳥NIPPONは、9月にW杯を戦い、12カ国中5位。東京五輪に向けて、多くの収穫と課題を得た大会となった。

荒木「メダルを目標に掲げていましたが、世界のトップのチームとの差を感じました。東京五輪までに強いチームになれるように、今は自分を含めて個人のスキルを上げないといけないですね」

古賀「私の中のテーマが『点を取る!』ということなんですが、W杯では課題が残りました。取り方の工夫をしなくてはいけないですし、ディフェンス面でも貢献できるようになりたいです」

石井「W杯が終わって、みんな所属チームに戻ったので、V.LEAGUEを通して成長できるようにしたいです。また代表で集まったときに、1人1人が成長していれば、チームにより貢献できますからね」

戦いの舞台は、V.LEAGUEへ。所属チームが異なるため、お互いが優勝を争うライバルになる。

荒木「一昨年、昨年と比べて、トヨタ車体クインシーズのチーム力が上がっている手応えがあります。チームで優勝するのが一番の目標ですが、世界のトップ相手に点を取っていくことにも意識を置きながらプレーしています」

古賀「私も一番はチームの優勝が目標です。チームとして頑張るのはもちろんですけど、NECレッドロケッツでも『点を取る!』をテーマにやっていきたいです。NECはオフェンス型のチームなので、オフェンスにつながるディフェンスをしっかりやるのも、勝敗を分けるところになると思います」

石井「久光製薬スプリングスは3連覇に挑戦していて、今季はキャプテンなので、よりチームに貢献したい思いが強いです。W杯では監督に『コート内にリーダーがいない』と言われていたので、久光製薬でキャプテンを務めることで、代表でもチームを引っ張れる存在になれれば」

V.LEAGUEを戦いながらも、火の鳥NIPPONへの思いが垣間見える。それもそのはず、あと8カ月で東京五輪を迎える。東京開催が決まったʼ13年、火の鳥NIPPON入りしていた石井に対し、荒木と古賀は五輪が現実的ではなかったと語る。

荒木「東京五輪が決まったときは産休中だったので、他人事でしたね(笑)。お母さんになって、ここまで現役を続けて、東京五輪に挑戦できるところにいられるのは想像できなかったです」

古賀「絵里香さんと干支が一緒なので、私は高校生で…」

荒木「一周回って『干支が一緒』って、いじってくるんです(笑)」

古賀「滝川クリステルさんの『お・も・て・な・し』をまねしたりしていて、自分が出場するかもしれないなんて考えていなかったです」

火の鳥NIPPONに選出され、東京五輪出場となれば、荒木は4度目、石井は2度目、古賀は初めての五輪となる。

石井「リオ五輪では、ワクワク感があったのをすごく覚えています。ただ、自分らしく思いっきりプレーできたのが、最後のアメリカ戦になってからで…。東京五輪に出たいと強く思いました。地元開催の五輪というなかなかないことが、選手として脂が乗った時期に巡ってくるなんて恵まれているので、代表に入って悔いなく戦いたいです」

古賀「私は(リオ五輪で代表落選した)悔しさが、今の糧になっています。もっともっと上げたいですが、リオ五輪の前よりはディフェンスも強化できていると思います。代表に選ばれて、五輪で頑張りたいです!」

荒木「日本で開催される五輪に出場できるのは幸せなことですし、注目もされるので、ここで結果を残して、バレーボールの魅力を伝えられたらと思います。自分の娘もバレーボールのことがだいぶ分かるようになったので、娘にも見てもらいたいですね。五輪は準備が大事なので、みんなで一緒に頑張っていきたいです」

【TVガイドからQuestion】

Q 印象に残っているスポーツ名場面を教えて!

荒木「シドニー五輪の女子マラソンで、高橋尚子さんが金メダルを取った瞬間ですね。当時私は高校生で、先生が練習を中断させてみんなで見ました。走った直後なのに、高橋さんが笑顔だったのが心に残っています」

石井「ラグビー日本代表のキャプテンが、女子バレーの試合に刺激を受けたという記事に勇気をもらいました。私もラグビーW杯の日本戦を見て興奮しましたね。違う競技で刺激し合えるのも、スポーツのいいところだと思います」

古賀「リオ五輪の男子4×100mリレーで、日本が銀メダルを取ったのを見て感動しました。今年の世界陸上でも銅メダルを取っていて。両方ともニュースで見たんですけど、ニュースで見ても感動をもらえます」

バレーボール競技概要


ネットによって分けられたコートで、二つのチームがネット越しにボールを打ち合い、相手コートにボールを落とせば得点になり、その得点で勝敗を争う。室内で行うバレーボール、砂の上で行うビーチバレーボールがある。その中でも女子バレーボールは、’64年東京五輪で日本が金メダルを獲得。「東洋の魔女」と称され、強豪国に。その後、金メダル一つ、銀メダルと銅メダルを二つずつ獲得している。’20年東京五輪でもメダル獲得が期待されている。

【プロフィール】


荒木絵里香(あらき えりか)
1984年8月3日岡山県生まれ。獅子座。O型。トヨタ車体クインシーズ所属。’14年の出産を経て、第一線で活躍し続けるミドルブロッカー。「ディフェンスで特に助けられていて、とても安心感があります」(石井)、「ハードワークがすごくて、刺激を受けます」(古賀)

石井優希(いしい ゆき)
1991年5月8日岡山県生まれ。牡牛座。A型。久光製薬スプリングス所属。攻守のバランスが取れたアウトサイドヒッター。「体力的にタフで、一瞬でいい判断をしてプレーしているのが印象的」(荒木)、「バランスが良く、コンスタントに点が取れる選手です」(古賀)

古賀紗理那(こが さりな)
1996年5月21日佐賀県生まれ。双子座。B型。NECレッドロケッツ所属。スパイクを巧みに打ち分け、得点を取るアウトサイドヒッター。「強い気持ちでチームを引っ張っています」(荒木)、「点の取り方が、うまくて器用。バックアタックの決定力も高いです」(石井)

<荒木選手・石井選手・古賀選手が出演する「グッと!スポーツ」に密着!>

女子バレーボール日本代表の荒木絵里香、石井優希、古賀紗理那と、男子バスケットボール日本代表の田中大貴、富樫勇樹、比江島慎が集結。MCの相葉雅紀も「『アベンジャーズ』みたい」と興奮する、団体球技2種目のコラボが実現した。

世界で戦う日本の強さに迫りつつ、どちらの競技が難しいかという話題では、競技のプライドをかけてバチバチ!? お互いの競技で戦うミニゲームも行われ、それぞれの代表選手が慣れない競技で奮闘する。

選手たちのウォーミングアップ中には、経験者の相葉がバスケに挑戦し、見事にシュートを決める一幕も。さらに、それぞれの種目を愛する芸能人が次々に登場し魅力をプレゼン。選手たちは東京五輪への決意を語る。

【独占!SPECIAL COMMENT/番組MC・相葉雅紀】

今回は、男子バスケットボールと女子バレーボールの選手にゲスト出演していただきましたが、バスケットの選手とバレーの選手が一緒に画面に映っていることって、なかなかないですよね。バスケットの選手がバレーを、またバレーの選手がバスケットを…と、お互いのスポーツを体験する企画も、「すごく貴重なことをやっていただいたな」と感じて、収録がとても楽しかったです。

感銘を受けたお話もたくさんありました。VTRで登場していただいたバスケットの田臥勇太選手のお話もそうですし、田中大貴選手が普段からやられている練習のことも。Bリーグがすごくエンターテインメントに特化しているんだなということも知ることができて、すごく勉強になった回でした。

お話を伺いながら、東京五輪のバレーボールの試合ももっと楽しみになりましたね。やっぱり、一球一球にいろんな思いを込めて戦っている姿がすごく魅力的なんです。より頑張ってほしいという気持ちになりましたし、技術的なことはちょっと詳しくはないんですけど、皆さん背負っているものが大きいということは僕も感じました。日本代表チームにはもちろん勝ってほしいですが、勝ち負けだけではない魅力もきっと、そこにはありそうですよね。

【番組情報】


「グッと!スポーツ」
NHK総合
11月27日 午後7:30~8:42

【プレゼント】


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ハガキでの応募方法は「TVガイド」11/29号(P114)をご覧ください。
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取材・文/山木敦、衣輪晋一 撮影/蓮尾美智子、山村修治

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