愛知道路コンセッション会社/名古屋市で活動報告会開く/インフラ管理5技術を報告

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愛知道路コンセッション会社(愛知県半田市、柘植浩史社長)は18日、「愛知アクセラレートフィールド活動報告会2019」を名古屋市千種区の名古屋大学で開いた=写真。行政、民間の土木関係者ら約120人が参加し、最新技術の実証報告を聞いた。

冒頭、柘植社長は「アクセラレートフィールドは技術保有者、コンセッション(公共施設等運営権)事業者、道路所有者、利用者の四方良しを目指した取り組み。従来の常識にとらわれず、最新技術をインフラ管理に実装していく重要な場だ。さまざまな意見を寄せてもらい、この取り組みをさらに活性化させていきたい」と述べた。続いて、中島良光同社道路運用部長がアクセラレートフィールドの概要を説明した。

特別講演では、中村光名古屋大学大学院工学研究科教授が「インフラメンテナンスでのヒト・モノ・コトづくり」と題して、国内外の事故事例を踏まえながらインフラ管理の現状と課題を解説。「インフラの高齢化と老朽化は全く違う。今は長寿命化できるか、老朽化してしまうか境目の、大事な時期だ」とした上で、「リスクを明確化し、適切な補修更新工事を行うことができる技術者を育てる必要がある」と強調した。

実証報告では▽路面損傷を市販ビデオカメラ映像から自動抽出する技術(東芝インフラシステムズ)▽遠方から橋を撮影するだけで簡単低コストな画像診断技術(ズームスケープ)▽3次元レーザーレーダーによる逆走車両検知技術(IHI)▽見渡すだけで3D化~未来の道路維持管理(アウトソーシングテクノロジー)▽5Gの多数同時接続を活用した実証実験~スマートハイウエー~(ソフトバンク)-の5技術が発表された。

愛知アクセラレートフィールドは、最新技術の社会実装による課題解決を目指す取り組みで、2018年度からスタートした。愛知道路コンセッション会社がコンセッション方式で運営している道路施設を、実証実験の場として無償で提供。18年度に13件の現場実証を実施し、本年度も6件のテーマで取り組みを行っている。