首相後援会関係者の参加倍増か 桜を見る会、5年間で 野党「私物化の証拠」

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今春の前夜祭に約850人が参加したと記載された防府ライオンズクラブの会報の一部

 安倍晋三首相(山口4区)主催の「桜を見る会」を巡る野党の追及チームが、首相の後援会に関係した参加者が過去5年間で倍増したとの見方を強めている。山口県内の地方議員のブログやライオンズクラブの会報などを分析した結果で、「首相が桜を見る会を私物化していた証拠」とみている。

 同県の首長や地方議員は、桜を見る会の問題が表面化した後、ブログなどを削除したケースがある。しかし、追及チームは消される前に入手した内容を含め、資料にまとめている。

 その一つが、自民党山口県連幹事長で、首相が地盤とする下関市の友田有県議のブログ。5年前の2014年の桜を見る会の前夜祭について「下関市・長門市そして山口県内外からの招待客約400人」と記されている。

 自民党の下関市議のブログは15年の桜を見る会に参加したとつづる。前夜祭については「安倍総理との夕食会。600名近くの皆さんがお集まりでした」としている。

 追及チームが今年の参加者数の証拠としたのは、防府ライオンズクラブ(防府市)の6月「会報」。参加者とみられる女性が、前夜祭について「参加人数は850人ぐらいだったそうです」、翌日の会については「7時集合、バス17台にて出発」とつづっている。

 内閣府によると、桜を見る会の参加者総数は19年で約1万8200人。14年の1.3倍に増えた。野党の追及チームの見方が正しければ、首相の後援会関係の参加者は全体を上回るペースで増えたことになる。

 安倍首相はこれまでの報道陣の取材に「年数を経るごとにだんだん人数が多くなってきた。長年の慣行とはいえ、反省しなければならない」と話している。