ヒラメタルZについて
ヒラメタルZはダイワより発売されているフラットフィッシュ用のメタルジグ。鮃狂(フラットジャンキー)シリーズの第二弾として発売されており、前作でもあるヒラメタルとはローテーションで使い分けることが可能です。
どんな性能のメタルジグなのか詳細を見ていきましょう。
ヒラメタルZとヒラメタルの違い
同シリーズで展開されているヒラメタルですが、名前は似ていてもコンセプトは違うものになっています。
※上部画像が通常のヒラメタル。
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二つ並べてみました。どうでしょう? その差は一目瞭然ですよね。
形状の違い
ヒラメタルZの形状は、初代と比べると重心が後ろに設定されています。
飛距離はもちろんのこと、ただ巻きでもお尻を振りながらアクションをしてくれる“ただ巻きジグ”として生まれ変わったようです。
またフラットな面を多用している部分は共通しており、双方高いアピール力を誇ります。
フック
ヒラメタルはアシストフック対応でしたが、ヒラメタルZはトレブルフックをメインに設計されています。
2フックシステムを採用しており、ショートバイトやミスフッキングに備える事が可能。
またフックとは独立したティンセルが付属している事も違いの一つ。ティンセルがバイトマーカーになり更にフッキング率を高め、フォール時にはワームの様にソフトアピールを演出します。
同コンセプトのメタルジグとの比較
ライバルであるシマノ社から発売されている『スピンビーム』はヒラメタルZよりも発売が早く、実績十分のジグです。
サイズ感はヒラメタルZの63ミリより気持ち大きい67ミリ。両方とも2フックシステムでトレブルフックを採用しており、フロント側フックにはそれぞれ独自の絡み防止システムが有ります。
定価はヒラメタルZ63ミリが1,100円、スピンビームが1,400円、と若干ヒラメタルZが安くなっています。多くの実績が有るスピンビームと、2サイズを揃え、コスパの良いヒラメタルZ。
どちらも特徴的なメタルジグなので、好みに合わせて選んでみましょう。
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ヒラメタルZの使い方
ヒラメタルZはヒラメタルと形は違えど同じようなアピールが可能。通常のメタルジグとは違い、フラットフィッシュに対してアピール性が強いスペックを備えています。状況によりヒラメタルと使い分けながら、フラットフィッシュに合わせていき、バイトに持ち込んできましょう。
ラインナップの使い分け
ヒラメタルZは62ミリ32グラム、68ミリ40グラムの2ラインナップ。32グラムをメインに使い、どうしても届かない沖目のフレッシュなポイントや、離岸流や潮の早いポイントなどを攻める場合は40グラムの出番です。
アクション
ヒラメタル譲りのヒラヒラフォールアクションはヒラメタルZにも受け継がれています。ただ巻きだけでなく、ボトム付近をスロー気味にリフト&フォールで誘うのも良いですね。
有効な場面
フラットフィッシュゲームの場合、手前のポイントから攻めていく事が定石です。手前で釣れなければ沖目のフレッシュなポイントを攻めましょう。シャローなら他のルアーでも対応できますが、ブレイクが絡んでいる様な水深があるその場合にヒラメタルZは有効です。ボトムを中心にパンピングさせながら探ってみて下さい。
フックセッティング
ヒラメタルZはパッケージの状態でトレブルフックがセットされています。
通常のメタルジグであればアシストフック仕様に変えたりしますが、ヒラメタルZの場合はトレブルフックで使う為に色々なギミックが仕込まれているので、シングルアシストに変えない方がメーカーの意図したアクションを演出しやすいでしょう。
コーティングには注意!
ヒラメタルZは『HD塗装仕上げ』となっており、通常より厚い塗装が施されています。
この上にウレタンコート等をしてしまうと厚くなりすぎてしまいフラッシング効果やアクションにも影響が出てしまう場合も。
ボロボロになった場合や、カラーを塗りなおした場合のみが良いかもしれませんね。
ヒラメタルZは遠距離戦の新兵器!誰も手を付けていないポイントを狙い撃ち
ヒラメタルZは、今までメタルジグでしか攻める事の出来なかった沖目のボトムを攻略する新兵器です。
近場を叩かれた後でも沖目にはチャンスあり。遠距離戦を制して、フラットフィッシュの水揚げ量を増やしていきましょう!