三八インフル拡大 子ども中心に流行、学級閉鎖も/青森

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インフルエンザの流行期に入り、八戸市内では感染予防の動きが広がる(写真はコラージュ。対策グッズコーナーを設置しているドラッグストアと予防接種を受ける子ども)

 青森県内で早くもインフルエンザが流行している。今季は全国的に広がりが早く、県内では8日に流行入りした。昨シーズンより3週間早く、直近10年間で最速だという。特に三戸地方・八戸市保健所管内の患者が多いのが特徴。市内では例年より早く予防接種を受ける人が増えているほか、ドラッグストアではマスクなどの予防グッズの売り場を特設するなど、感染予防の動きが広がっている。

 県のまとめによると、11月4~10日(第45週)の1週間で報告があった患者数は161人。このうち三戸地方・八戸市保健所管内の患者数は137人で、県全体の9割近くを占める。

 第45週の集計を、保健所管内別に見ると、1医療機関当たりの患者数は、三戸地方・八戸市9.13人、上十三1.00人、東地方・青森市0.54人、むつ0人などで、三戸地方・八戸市が突出。簡易検査によるインフルエンザウイルスの種類は、全てA型で、年齢別では、20歳未満が約8割を占めた。

 三戸地方・八戸市保健所管内で流行が拡大している原因について、はっきりした理由は分かっていないが、市保健予防課の担当者は「早い段階で患者が増えており、既にまん延しているのでは」と指摘。市内では学級閉鎖をする小学校も出始めた。

 同市売市の高橋こどもクリニック(高橋秀知院長)では19日、多くの親子連れがワクチン接種に訪れた。高橋院長によると、11月に入ってから子どもを中心に患者が急増していて、大人の患者も増えてきているという。高橋院長は「ワクチンの効果が出るまでには2~3週間かかる。早めの予防接種と、手洗いやうがい、十分な睡眠を心掛けてほしい」と注意を促す。

 一方、マスクなどによる予防対策も広がる。同市湊高台のハッピー・ドラッグ湊高台中央店では、高機能マスクなどの予防対策グッズのコーナーを設置。近年、注目を集めているのが、空気中のウイルスや菌を除去する作用があるという「空間除菌剤」で、持ち運びができるペン型やスプレー式などを取りそろえている。

 同店では来店客にマスク着用やうがいを呼び掛けるなど予防のアドバイスもしているといい、担当者は「インフルエンザは予防が大切。効果的なグッズもたくさんあるので活用してみて」と話している。

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