ルール5ドラフト 有望株のプロテクト期限は明日21日午前10時

ルール5ドラフトの対象となる有望株を同ドラフトからプロテクトするために40人枠に登録する期限が、現地時間11月20日午後8時(日本時間11月21日午前10時)に迫っている。ルール5ドラフトの対象となっている有望株のうち、この期限までに40人枠に登録されなかった選手は、日本時間12月13日に行われる同ドラフトで他球団が指名可能となる。期限までの残りおよそ20時間、各球団は40人枠の再編成作業に追われることになる。

メジャーリーグ30球団のうち、真っ先に有望株をプロテクトする動きを見せたのがブレーブスだ。日本時間11月20日、ブレーブスは40人枠にクリスチャン・パチェ外野手、ウィリアム・コントレラス捕手、タッカー・デービッドソン投手、ジャシール・デラクルス投手、フィル・プファイファー投手の5人を登録したことを発表。「MLB Pipeline」が公開している球団別のプロスペクト・ランキングで、パチェは1位、コントレラスは8位、デービッドソンは13位、デラクルスは14位にランクインする有望株であり、ルール5ドラフトによる他球団への流出を阻止した形だ。

「MLB Pipeline」のプロスペクト・ランキング全体トップ100にランクインしている有望株では、全体11位のパチェを筆頭に13人が今回のルール5ドラフトの対象者となっているが、例年の各球団の動きから判断する限りでは、すでにプロテクトされているパチェを除く12人も、期限までに40人枠に追加されることになるだろう。なお、その12人はランキングの上位から順に、22位のシクスト・サンチェス投手(マーリンズ)、36位のケブライアン・ヘイズ三塁手(パイレーツ)、39位のビダル・ブルージャン二塁手(レイズ)、54位のジャズ・チズホルム遊撃手(マーリンズ)、57位のオネイル・クルーズ遊撃手(パイレーツ)、62位のデイビー・ガルシア投手(ヤンキース)、64位のライアン・マウントキャッスル一塁手(オリオールズ)、79位のトリストン・マッケンジー投手(インディアンス)、82位のエステバン・フロリアル外野手(ヤンキース)、90位のミゲル・アマヤ捕手(カブス)、92位のアンドレス・ギメネス遊撃手(メッツ)、99位のエドワード・カブレラ投手(マーリンズ)という顔ぶれになっている。

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