安兵衛の縁 書家柳田泰山さん納経 新発田・長徳寺 12月14日公開

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堀部安兵衛ゆかりの長徳寺に書を寄贈した書家の柳田泰山さん(右)と関根正隆住職=新発田市大栄町2

 全国の100寺院にお経の書を贈っている書家柳田泰山さん(69)=東京都=が、堀部安兵衛ゆかりの長徳寺(新潟県新発田市大栄町2)に書を寄贈した。赤穂四十七士が討ち入りした12月14日に同寺で開かれる義士祭で公開される。

 柳田さんは1994年から興福寺(奈良県)や四十七士の墓がある泉岳寺(東京都)などに納経。忠臣蔵を顕彰する中央義士会の紹介で、安兵衛の父の菩提(ぼだい)寺である長徳寺にも贈ることになった。全国73カ所目で県内では3カ所目。

 贈られた書は浄土真宗の偈文(げもん)「正信念仏偈」で、二つ折りのびょうぶにびっしりと書かれている。寄贈のために同寺を訪れた柳田さんは「仏道の中にさまざまな道があり、書道もその一つ。常にそこに立ち向かっていく精神を表現したいと思っている」と語った。

 同寺の関根正隆住職(42)は「安兵衛の縁でいただくことになり、ありがたい。大切にして、多くの方に見ていただきたい」と話している。