味噌鑑評会で県内の2社が全国3位

花角味噌醸造(米沢)と紅谷醸造場(山形)

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花角味噌醸造の「カクリキ うき糀みそ」

 今年の第62回全国味噌(みそ)鑑評会(主催・中央味噌研究所)で、甘口みそ部門に出品した花角味噌醸造(米沢市、花角圭一社長)の「カクリキ うき糀みそ」と、紅谷醸造場(山形市、佐藤誠司社長)の「蔵王雪国」が、共に3位に当たる全国味噌工業協同組合連合会長賞に輝いた。

 今回は12部門に本県14点を含む計380点の応募があり、10月に全国の技術者や研究者らが色や香り、味などを総合的に審査した。最高賞の農林水産大臣賞6点、食料産業局長賞15点、全国味噌工業協同組合連合会長賞20点などを決め、今月14日に東京で表彰式が行われた。

 「カクリキ うき糀みそ」は、吾妻山系の地下水と県産米・国産大豆をそれぞれ100%使用して仕込み、寒暑の差が激しい気候の中で発酵、熟成させた。米のうま味と甘味を十分に引き出したまろやかな味が特長。塩分控えめで、みそ汁のほか、そのまま生野菜に付けてもおいしく味わえる。花角味噌醸造は同鑑評会で最高賞に3度輝くなど多数の入賞を誇り、今回で6年連続の入賞。

 「蔵王雪国」は、県産米と県産大豆「リュウホウ」を使い仕上げたロングラン商品の改良版。今年は猛暑の影響でみその色がくすむことが心配される中、鮮やかでさえのある色合いを実現した。米こうじの量を多めにして、滑らかなのど越しと、うま味のある深い味わいが特長となっている。同商品は2010年に最高賞を受けており、紅谷醸造場は11年連続で入賞を果たしている。

 また、鏡政治商店(上山市、鏡新一代表)の「鏡政治商店 甘口みそ」が5位に当たる全国味噌鑑評会審査長賞に選ばれた。さらに伝統的地域特産味噌として花角味噌醸造の「酒粕みそ」が褒賞を受けた。

紅谷醸造場の「蔵王雪国」