マクラーレンF1、サインツの3位で2019年選手権4位が確定「いずれ純粋なパフォーマンスで表彰台をつかむ」と代表

 マクラーレンF1チームは、2019年第20戦ブラジルGPでコンストラクターズ選手権4位を確定させた。カルロス・サインツJr.が3位を獲得したことで、5位ルノーとの差を49点に拡大することに成功したのだ。

 予選でのトラブルにより最後尾20番グリッドからスタートしたサインツは4位でフィニッシュ。しかし3位のルイス・ハミルトンがペナルティにより降格されたことで、3位に繰り上がった。

 しかしレース後、スチュワードは、サインツがイエローフラッグ時にDRSを使用した件についても調査していた。イエローフラッグ無視の疑いではサインツを含む複数のドライバーが調査対象になっていたが、結局スチュワードは違反行為にはあたらないと判断し、ペナルティは科さなかった。そのため、サインツは3位に昇格し、自身初の表彰台を獲得した。

2019年F1ブラジルGP マクラーレンのカルロス・サインツJr.が3位表彰台を獲得

 マクラーレンF1チームは2014年オーストラリアGP以来の表彰台を実現、ランド・ノリスの8位と合わせて19点を獲得したことで、2019年コンストラクターズ選手権4位を確定させた。

 マクラーレンは2013年と2014年にはランキング5位、2015年は9位、2016年は6位、2017年は9位、2018年は6位と低迷してきた。4位はここ7年のなかで最高の結果ということになる。

「マクラーレンはコンストラクターズ選手権4位を獲得し、2014年以来の表彰台を達成した。カルロスにとってはF1キャリア初の表彰台だった」とチーム代表アンドレアス・ザイドルは語った。

「チーム全体にとって最高の結果を出すことができた。この表彰台を含む今年の成果は、我々にとってこれ以上ないほど大きなモチベーションとなる。将来、純粋なパフォーマンスにより再び表彰台をつかむため、今後も努力し続ける」

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